国際通貨基金(IMF)は今年の韓国の経済成長率を3.3%と予測した。7月時点の見通し(2.6%)より0.7ポイント引き上げたものだ。上方修正幅は米国(0%)、ドイツ(0.6%)、日本(0.1%)、英国(0.3%)など主要国を上回る水準だ。IMFは韓国を「人工知能(AI)ハードウエアの中核的な貿易国」とし、「原材料輸出国および製造業拠点国に波及効果をもたらし得る」とした。来年は0.3ポイント引き上げられ、2.8%と予測された。
IMFはこうした内容を盛り込んだ『10月世界経済見通し』を13日に発表した。IMFは全加盟国を対象とする経済見通しを4月と10月に公表する。1月と7月には韓国を含む主要30カ国を対象とした改定見通しを出す。
IMFが経済成長率見通しを上方修正したのは、半導体輸出の好調によるものとみられる。10月1~10日の輸出額は261億ドルで過去最高を記録した。このうち半導体輸出は半分程度に当たる122億ドルで、過去最高を更新した。経常収支の黒字規模は1~8月に2792億ドルとなり、昨年通年の実績(1230億5380万ドル)の2倍を超え、史上最大となった。
他の機関も見通しを引き上げている。経済協力開発機構(OECD)は先月、韓国の経済成長率予想を2.6%から3.7%に引き上げたと発表した。韓国銀行は2.6%から3.3%に上方修正し、ASEANプラス3マクロ経済調査機構(AMRO)は3.1%から3.3%に引き上げた。アジア開発銀行(ADB)も2.6%から3.2%に上方修正した。
財政経済部はIMFの見通しについて「韓国の強力なAIハードウエア・半導体関連輸出の好調が影響したものと評価される」とした。ただし、「中東での戦争長期化、物価・金利の上昇により民生への負担が続いている」とし、「二極化や潜在成長率の鈍化など構造的問題も依然として存在している」と評価した。
一方、IMFは韓国と米国・日本・英国など41カ国(先進国グループ)の今年の経済成長率を2.1%と予想した。7月見通しより0.4ポイント高い。米国は7月見通しと同じ2.3%、ユーロ圏は0.2ポイント引き上げられ1.1%と予想された。
中国・インド・ロシア・ブラジルなど155カ国(新興・発展途上国グループ)の今年の経済成長率は3.7%と見込まれた。7月見通しより0.1ポイント低い水準だ。中国は0.1ポイント引き下げの4.5%、中東・中央アジアは1ポイント低下のマイナス0.3%に修正された。IMFは中国について「国際原油価格の上昇などの影響で成長が鈍化する」と評価した。
2026/10/13 15:28
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