チョ・ヒョン外相、有力な次期日本首相候補の小泉農林水産相と会談

投稿者: | 2025年8月12日

 チョ・ヒョン外交部長官が11日、ソウル外交部庁舎で訪韓中の小泉進次郎農林水産相と会談した。小泉長官は小泉純一郎元日本首相の息子で、「日本の次期首相候補1位」に浮上した政治家。外交部長官が外交・安保のカウンターパートではない他の省庁の長官に会うことは珍しいことだが、韓日関係の強化と高官級交流協力に対する意志が反映されたものとみられる。

 チョ長官は同日、30分間にわたり小泉農林相と会談し、韓日関係全般と経済協力案などについて意見を交わしたと、外交部が発表した。チョ長官は、韓日国交正常化60周年を迎え、韓日関係をより堅固で成熟し、未来志向的に発展させるために、各レベルでの活発な疎通が必要だと強調した。

 外交部によると、小泉農林相はこれに対し、未来志向的な関係発展の必要性に共感を示し、両国が様々な分野で具体的な協力案を論議していくことを望んでいると述べた。

 双方は経済分野の主要議題と懸案についても意見を交わし、共通の関心事に対する緊密な意思疎通を続けることにした。小泉農林相は、韓国の日本産水産物輸入規制の解除を要請したが、韓国側は韓国政府の従来の原則と立場を強調したという。韓国は2013年9月から福島など原発周辺8県の水産物輸入を禁止してきた。

 李在明(イ・ジェミョン)政権は就任以後、歴史・領土問題に対する原則を確実に守る一方、未来指向的関係を発展させていくという原則に基づき、韓日関係に力を入れている。李在明大統領と日本の石破茂首相の首脳会談と外相会談などを通じて、両国のシャトル外交と各レベルの交流を強化することにした。李在明大統領が今月中に米国を訪問し、トランプ大統領と首脳会談をする前に、23日頃に日本を訪問して韓日首脳会談をする案を調整中だという日本メディアの報道もある。

 小泉純一郎元日本首相の次男である小泉農林相は最近、日本の世論調査で極右色の人物として知られる高市早苗前経済安保相とともに「次期首相支持度」の先頭を争っている。小泉農林相は最近、日本のコメ価格暴騰を解決するために備蓄米早期放出などを決め、「コメ担当相」として存在感を示した。韓日関係について明確な立場を明らかにしたことはないが、高市元経済安保相よりは穏健派として知られている。

 小泉農林水産相は、アジア太平洋経済協力(APEC)食糧安保担当閣僚会議と韓中日農業相会議に出席するため、9日から同日まで訪韓した。10日には京畿道坡州市(パジュシ)の稲農家を訪れ、韓国のコメ生産状況などについても調べたと、坡州市が明らかにした。

2025/08/11 18:27
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/53934.html

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