連日、高止まりしていたKOSPI(韓国総合株価指数)が5日午前、一時6.2%も急落するなど大幅に乱高下した。3日、4200を突破するまで疲れ知らずに上がったKOSPIは、前日の2.37%下落分を含め2日間で5.2%下落した。有価証券の時価総額が2日間で183兆ウォン(約19.5兆円)減少した。AIバブル論に加え、最近株価が急激に上昇したことに対する利益確定売りが殺到した影響だ。
4日(現地時間)、ニューヨーク証券市場でAI関連株を中心に技術株が大幅下落し、ナスダック指数が2.04%下落し、ビットコインやイーサリアムなど仮想資産の価格も急落した中で開かれた5日、ソウル株式市場には開場直後から下落が始まった。
KOSPIは前取引日に比べて66.27(1.61%)下落した4055.47で取引を始め、開場6分で4000ポイントを割り込み、10時25分頃には3900ポイント台まで下げた。これまで大幅に上昇した銘柄全般に利益確定売りが広がり、指数は一時6.2%(253.93)下落した3867.81まで下落した。KOSPIが取引中に6%以上下落したのは、昨年8月5日(取引中10.81%下落、終値8.77%下落)以来初めてのことだ。変動性が大きい時にプログラム売買の呼び値を5分間停止するサイドカーが7カ月ぶりに発動された。
指数は午後に入って反発し、取引の最後には117.32(2.85%)安の4004.42で取引を終えた。辛うじて4千台は守った。
KOSDAQ指数も一時5.9%下落したが、反発して2.66%下落した901.89で取引を終えた。日本の日経225指数も一時4.3%まで下落幅が大きくなったが、取引の最後には2.5%の下落で取引を終えた。
指数上昇を牽引していたサムスン電子、SKハイニックスの下落幅が大きかった。3日に11万1100ウォンまで値上がりしたサムスン電子は同日、一時9万6700ウォンまで下落したが、4.1%(4300ウォン)下がった10万600ウォンで取引を終えた。SKハイニックスは同日、一時9.2%暴落し、53万2000ウォンまで下落したが、大幅に反発して1.19%(7000ウォン)下落した57万9000ウォンで取引を終えた。
外国人投資家らが有価証券市場で2兆5183億ウォン(約2677億円)分、KOSDAQ市場では5975億ウォン(約635億円)分を売り越し、指数を引き下げた。ドル指数が再び100を超え、ドル高の流れが現れる中で外国人の大規模な株式売りでソウル外国為替市場でウォン-ドル為替レートが取引中1450ウォンを超えた。前取引日に比べて11.5ウォンのウォン安ドル高の1449.4ウォンで昼間取引を終えた。
2025/11/05 17:20
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