安圭佰(アン・ギュベク)国防部長官と小泉進次郎防衛相が30日、神奈川横須賀で韓日国防長官会談を行った。韓国の国防長官が日本を訪問したのは1年6カ月ぶりだ。韓日国防長官は今回の会談をきっかけに両国海軍の捜索・救助活動の共同訓練を再開し、会談を毎年開くことにした。これに先立ち日本は昨年、韓国空軍特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」の独島(ドクト、日本名・竹島)上空飛行を理由に給油支援を取りやめ、両国国防交流が中止になった。
この日の会談で小泉防衛相は新しい日韓防衛協力の扉が開かれたと考えるとし、最近ブラックイーグルスが沖縄那覇基地に寄着して交流した事実に言及した。続いて、韓国空軍と航空自衛隊を代表する両部隊の交流が初めて実現したという点で、日韓の防衛関係に新しい時代を切り開くきっかけとなることを願うと述べた。安長官も「年末に電話をしてから約1カ月後に会うことになり、本当にうれしく思う」と答えた。
会談後、両長官は会談場の隣に準備された卓球台で交流をした。「韓日卓球外交」は小泉防衛相が安長官の趣味を考慮して提案したという。この日、両長官は白のワイシャツ姿で卓球台の前で並んで写真撮影もした。小泉防衛相が「他国の長官と卓球をしたことはありますか」と尋ねると、安長官は「卓球は毎晩、運動のためにしますが、外国の長官とするのは初めてです」と答えた。卓球交流で小泉防衛相は「次はもっと練習してきます」とし、和やかな雰囲気を作った。
この日の会談が行われた神奈川は小泉防衛相の選挙区であり故郷だ。特に高市早苗首相の衆議院解散で2月8日に選挙を控えた状況であり、注目を引く場所だ。
父の小泉純一郎元首相の選挙区を受け継いで20代に政界に進出した小泉防衛相手は日本で「政界のプリンス」と呼ばれるほど注目度が高い。次期首相候補に挙がっているが、昨年10月に行われた自民党総裁選挙では決選投票で高市首相に惜敗した。選挙の時期になると他の候補のために自民党を代表して応援遊説に行くなど、国民的認知度が高い6選の衆院議員だ。
この日の会談でも会談場所と選挙が話題になった。安長官は「小泉大臣の故郷で会談をするというのは大きな意味がある」とし、小泉防衛相が選挙運動中という点に言及しながら「選挙期間は最も奔走して忙しい時間だが、会談をすることになり深く感謝している。圧勝を祈願する」と伝えた。
小泉首相が選挙を9日後に控えて自身の選挙区で韓日国防長官会談を行うことについて、日本メディアは「個人的な信頼関係構築が目的」と解釈した。高市首相が李在明(イ・ジェミョン)大統領を自身の選挙区であり故郷の奈良に招待して首脳会談を行ったのと同じく友好のジェスチャーということだ。一部では防衛相としての存在感を浮き彫りにする意図があるとの見方もある。自民党総裁選挙に2度出馬したが「経験不足」という声を聞いただけに、今回の会談が防衛相としての役割を見せる機会ということだ。
小泉防衛相は昨年の就任以降、注目を引く行動を続けている。11日には千葉県船橋で開かれた自衛隊空挺部隊の訓練を視察し、自ら降下訓練に参加した。NHKによると、小泉防衛相はこの日、ヘルメッを着用しながら「隊自衛隊、そしてその家族の一人ひとりを守り抜く。この決意でともに頑張ろうではありませんか。」と叫び、11メートルの高さから降下した。
最近は米国を訪問し、会談を控えてヘグセス米国防長官と米軍基地を訪問した。米陸軍出身のヘグセス長官と共にこの日の陸軍訓練に参加し「体力勝負」に挑戦した。ティーシャツに着替えた小泉防衛相は30分間ほど腕立て伏せやボート漕ぎなどをヘグセス国防長官と共にしながら会談前に親交を深める。
一方、この日の会談に先立ち、韓国空軍C-130H輸送機がサウジアラビアに向かう際、エンジンの不具合で沖縄那覇基地に非常着陸する事態が生じた。非常着陸時に日本側の協力を受けたと、空軍は説明した。これに関し安長官は会談で小泉防衛相に感謝の意を伝えた。
2026/01/31 10:37
https://japanese.joins.com/JArticle/344192