トランプ大統領がFIFAに働きかけたか…「レッドカード」のバロガン、劇的な出場へ

投稿者: | 2026年7月7日

 2026年サッカー・ワールドカップ北中米大会の共同開催国である米国サッカー代表チームの主力FW、バロガン(25・ASモナコ)が、退場に伴う自動出場停止処分を免れ、ベルギーとの決勝トーナメント1回戦に出場できるようになった。これをめぐり、トランプ米大統領がインファンティーノ国際サッカー連盟(FIFA)会長に自ら電話をかけ、判定の再検討を要請したという報道が出て物議を醸している。

 FIFAは5日(現地時間)、懲戒委員会の決定を通じて、「懲戒規定第27条に基づき、米国代表のバロガン選手に適用される1試合出場停止処分について、1年間の猶予期間中、その執行を保留する」と発表した。バロガンが1年以内に同様の性格と重大性の反則を再び犯した場合、今回の出場停止処分が執行される。ワールドカップ本大会中に退場処分を受けた選手が、次の試合での処分を免れたのは、1962年のブラジル代表ガリンシャ以来、64年ぶりとなる。

 バロガンは1日、カリフォルニア州サンタクララで行われた米国対ボスニア・ヘルツェゴビナの決勝トーナメント1回戦で先制ゴールを決め、米国の2対0の勝利に貢献したが、後半19分に相手DFのムハレモビッチの足首を踏んだ後、ビデオ判定を経てレッドカードを受けた。レッドカードには通常、次の試合への自動出場停止が伴う。今大会で3ゴールを記録しているバロガンの欠場は、2002年の韓日ワールドカップ以来初のベスト8進出を目指す米国にとって大きな痛手とみられてきた。

 FIFAの規定上、レッドカード判定に対する公式な異議申し立ては原則として不可能だ。ところが今回は、トランプ大統領をはじめとするホワイトハウスの要人たちが介入したとの疑惑によって、波紋が広がっている。ニューヨーク・タイムズ紙は複数の関係者の話として、トランプ大統領が試合直後にインファンティーノFIFA会長に電話をかけ、バロガンの出場停止処分の見直しを要請したと報じた。また、ラトニック商務長官やアジュリアーニ大統領府ワールドカップ・タスクフォース局長らが、弁護団を通じて米国サッカー協会に法律メモを渡し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴の可能性まで言及したと報道した。FIFAは、今回の決定は懲戒委員会の独立した判断という立場を示している。

 ベルギー側は強く反発した。ベルギーサッカー協会は「愕然とした」とし、「すべての参加チームの正当な権利を保護し、フェアプレーを守るために、可能なあらゆる手段を検討している」と述べた。欧州サッカー連盟(UEFA)は声明を出し、「レッドラインを越えた」、「前例がなく、納得も、正当化もできない決定に遺憾の意を表する」としてFIFAを非難した。米国は6日(現地時間)、ワシントン州シアトルでベルギーとベスト16の試合に臨む。

2026/07/07 03:09
https://japan.hani.co.kr/arti/international/56626.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)