日本と台湾を経て北上した台風9号が中国南東部海岸を強打した。
米国立気象センターとロイター通信などによると、台風9号は11日午後11時20分ごろ、ハリケーン1等級に当たる最大風速144キロメートルの強い勢力を維持したまま中国浙江省台州市に上陸した。
その後台風は温州を過ぎ安徽省と山東省方向など北西内陸部に移動中だ。中心部の勢力は多少弱まったが依然として莫大な雨雲を抱えており追加被害の懸念が大きくなっている。
中国国家気象センターは2番目に高い段階である「橙色台風警報」を発令し全方向的な対応に出た。
人命被害を防ぐため台風の進路に位置する浙江省だけで170万~180万人の住民が緊急避難した。
福建省と北京でそれぞれ10万人、上海で3万4000人など各地でも避難が続いており、避難者数は全土で200万人に迫る。
一帯の官公庁と学校には休校令が下され、数百便の航空機と高速鉄道の運行が中断された。
海上橋梁統制、漁船強制停泊、風力発電所の稼動中断などの遮断措置も施行された。
中国上陸直前に台風が通過した台湾は先制的な対応で最悪の人命被害は免れた。台湾当局は台湾全土に警戒令を出し、山間部の住民1万4000人を避難させた。
最大降水量1メートルの豪雨予報により国際線920便と国内線282便が欠航し、桃園国際空港など空の道が全面まひした。週末に臨時休校令も出された。
強風による落下物事故などで113人が負傷したが死亡者は発生しなかった。
これに対し台風9号の直接的な経路から離れていたフィリピンは思いがけない間接的影響で大きな被害を受けた。
台風の通過により南西季節風(モンスーン)が非正常的に強まり、奇襲的な豪雨が襲った。これによる多発性災害で現在まで17人が死亡した。
2026/07/12 12:59
https://japanese.joins.com/JArticle/351852