スペイン前首相「フランス代表にフランス人選手はいない」発言が波紋

投稿者: | 2026年7月13日

スペインのマリアーノ・ラホイ前首相が、2026北中米ワールドカップ(W杯)準決勝でスペインと対戦するフランス代表について、「フランス人選手が一人もいない」と発言し、波紋を呼んでいる。

12日(現地時間)、AFP通信によると、ラホイ前首相は、スペインとフランスのW杯準決勝を前にした10日、スペインのオンラインメディア「エルデバテ」に寄稿したコラムで、フランス代表をおとしめる発言をした。ラホイ氏は2011~2018年に首相を務めた。

 ラホイ氏はコラムの中で、「2度のW杯優勝を果たし、前回大会では準優勝、さらに今大会でも全試合に勝利している現在の国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位のフランス代表の実力は非常に高い」としたうえで、「しかもフランス人がいなくても、これらすべての成果を挙げている」と記した。

これに対し、人種的偏見を含んだ発言だとの指摘が相次いだ。

スペインのペドロ・サンチェス首相はX(旧ツイッター)で、「外国人嫌悪だ」と非難した。さらに、「名字や出生地、肌の色で帰属意識を判断する人がいまだにいる」とし、「一方で、その国に根を下ろし、その国に貢献しようとする意志によって帰属意識を判断する人もいる」と述べた。続けて、「スペインは、この国を愛し、この国のために働く人々のものだ」としたうえで、「外国人嫌悪発言で国に恥をさらす者のためのものではない」と批判した。

オスカル・プエンテ運輸相も、「フランコ時代の亡霊のような愚か者だ」と非難した。

フランスでも批判が相次いだ。

ローラン・ヌニェス内相は「決して容認できない発言だ」と述べ、オロール・ベルジェ男女平等担当相も「人種差別的な暴言だ」と批判した。さらに、フランスサッカー連盟のフィリップ・ディアロ会長も、「容認しがたい人種差別的なニュアンスが含まれている」と指摘した。

在スペイン・フランス大使館は、「フランス代表の選手は全員フランス人だ」としたうえで、「26人のうち23人はフランスで生まれ、海外生まれの3人も全員フランス国籍を持っている」と説明した。

FIFAランキング3位のスペインと同1位のフランスによるW杯準決勝は、14日(日本時間15日午前4時)、米ダラス・スタジアムで行われる。

2026/07/13 14:03
https://japanese.joins.com/JArticle/351906

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