「サッカーの神」メッシの沈黙…スペイン、アルゼンチンに勝利して優勝

投稿者: | 2026年7月20日

「無敵艦隊」スペインがリオネル・メッシが率いるアルゼンチン代表を延長の末に破り、2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ(W杯)で優勝した。

スペイン(FIFAランキング2位)は20日(日本時間)、米ニューヨーク・ニュージャージー競技場で行われた大会決勝戦でアルゼンチン(1位)に1-0で勝利した。0-0の延長後半1分、ペドロ・ポロのやや長めのクロスをニコ・ウィリアムズがヘディングで折り返し、フェラン・トーレス(FCバルセロナ)が走り込みながら左足シュートで決勝ゴールを決めた。

 38試合連続無敗のスペインは2010年以来16年ぶりとなる2回目の優勝を果たした。スペインは今大会8試合でわずか1失点で、大会最多得点チーム(19得点)のアルゼンチンと天下のリオネル・メッシを抑えた。大会第1戦でカーボベルデと引き分けたスペインはその後、準決勝(フランス)と決勝(アルゼンチン)で強豪チームを退けて頂点に立った。1961年生まれのスペイン代表のデラフエンテ監督は歴代最高齢のW杯優勝指揮官となった。

スペインは特有の高いボール支配率と強いプレス、正確なパスプレーで試合を主導した。ボールを保有し、奪われても取り返しながら、メッシにほとんどチャンスを与えなかった。さらに後半アディショナルタイムにはアルゼンチンのエンソ・フェルナンデスが退場処分となった。アルゼンチンは数的不利に陥りながらも粘り強く耐えたが、106分に痛恨の決勝ゴールを許した。アルゼンチンはペレがいた1961年のブラジル代表以来となる大会2連覇に挑んだが、無敵艦隊スペインに阻まれた。

スペイン19歳の超新星ラミン・ヤマルは、20歳になる前にユーロとW杯を制覇した選手となった。メッシは2022年カタールW杯に続く2大会連続優勝に挑んだが果たせなかった。39歳の年齢にもかかわらずアルゼンチンの「ドーパミンサッカー」と決勝進出に寄与したが、8得点4アシストで「ラストタンゴ」を終えた。大会ゴールデンブーツ(得点王)は10得点のキリアン・ムバッペ(フランス)のものとなった。しかし今大会で最も大きなインパクトを残した選手はメッシだった。

4年前のカタールW杯決勝戦当時、アルゼンチンとフランスが3-3で引き分けて、PK戦の末に歴史的な名勝負を繰り広げたのとは対照的に、今大会の決勝戦は「退屈な試合」だった。1994年米国W杯のブラジル-イタリアの決勝戦以来の最悪の競技という反応も出ている。

大会の最後を飾る104番目の試合だ。19年前のチャリティーイベントで生後間もない頃に体を洗ってもらった縁があるアルゼンチンのメッシとスペインのヤマルが共に先発出場し、初対決を果たした。メッシは史上初めてW杯決勝に3回先発出場し、W杯決勝に出場した歴代最高齢フィールドプレーヤーとなった。スペインの19歳のヤマルとDFパウ・クバルシは歴代W杯決勝に先発出場した史上3番目、4番目の年少選手となった。

スペイン代表のデラフエンテ監督はフランスとの準決勝と同じベストイレブンをそのまま送り出した。アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督はイングランドとの準決勝から先発メンバー3人を入れ替えた。守備的MFのレアンドロ・パレデスらを外してニコラス・ゴンサレス、ロドリゴ・デ・パウル、ゴンサロ・モンティエルを先発に起用したが、前半は中盤争いで劣勢に立たされた。

前日のイングランド-フランスの3位決定戦で10ゴールが生まれたのとは違い、決勝戦は両チームはともに慎重な試合運びを見せた。序盤はヤマルとメッシが1回ずつ見せ場を作った。前半5分、ダニ・オルモの短いパスを受けたヤマルがペナルティーエリア内の右から左足でシュートを放ったがやや弱く、アルゼンチンのGKエミリアーノ・マルティネスに防がれた。その直後、前線へ飛び出したメッシにスルーパスが送られたが、スペインのGKウナイ・シモンが飛び出してクリアした。

スペインが左サイドバックのマルク・ククレジャを前線へ配置すると、アルゼンチンは引き気味にならざるを得ず、メッシやフリアン・アルバレスにパスがつながらなくなった。

アルゼンチンは前半戦でシュートが1本もなかった。スペインは後半戦の序盤にも自分たちのテンポでプレーを続けた。後半22分にヤマルがサイドを突破して上げたクロスをフェラン・トーレスが頭で合わせたが、GKの正面だった。

アルゼンチンはスペイン陣営へ入るのも難しかった。シュートが1本もなかったアルゼンチンはジュリアーノ・シメオネとファクンド・メディーナを投入して交代枠をすべて使い切った。後半35分、スペインのパウ・クバルシの強烈なシュートはGKマルティネスの好セーブに阻まれた。

今大会のすべての試合でマルチゴール(2得点以上)を記録したアルゼンチンは後半戦もシュートがなく、それだけスペインに徹底的に封じられた。

後半アディショナルタイム、警告を受けていたアルゼンチンのエンソ・フェルナンデスがボールを競り合う過程でクバルシに強く接触し、ファウルで退場となった。後半アディショナルタイム8分、ペナルティーエリア正面で得たFKのチャンスでヤマルの鋭い左足のシュートはGKマルティネスがジャンプして防いだ。

過去6回のW杯決勝で5回目となる延長戦に入った。延長前半3分、スペインのペドリのクロスがニコ・ウィリアムズの頭に当たったが、アルゼンチンのGKマルティネスがまた防いだ。

延長後半1分、スペインが20本目のシュートでついにアルゼンチンのゴールネットを揺らした。右からペドロ・ポロの長いクロスをニコ・ウィリアムズがヘディングで落とすと、フェラン・トーレスがペナルティーエリア内から左足でシュートで放ってゴールネットを揺らした。延長後半10分にトーレスがまたゴールを入れたが、これはオフサイドだった。

アルゼンチンは116分目にようやく最初のシュートが生まれた。最後に攻勢を見せたアルゼンチンは延長後半アディショナルタイムにジュリアーノ・シメオネのシュートが高く浮いた。結局、決勝戦では奇跡を生み出せず屈した。

一方、前半終了直後のハーフタイムショーではK-POPグループのBTS(防弾少年団)が「Dynamite」を熱唱した。共にヘッドライナーとして出演したマドンナはブラジルのサッカーレジェンドのロナウド、ロナウジーニョとともに登場した。シャキーラとジャスティン・ビーバーも熱唱した。

試合前には英国ポップスターのロビー・ウィリアムズが「Desire」を歌った。韓国の俳優チョン・ホヨンとテニスのスター選手カルロス・アルカラスがルイ・ヴィトンのケースに入った優勝トロフィーを持って入場した。俳優トム・クルーズはマイクを握って試合開始を告げた。トランプ米大統領はジャンニ・インファンティーノFIFA会長と並んで座って試合を観戦し、優勝トロフィーに触れた。ボクシング界のレジェンドのマイク・タイソン、俳優のマット・デイモン、サッカースターのジネディーヌ・ジダンなど数多くのセレブがスタジアムに姿を見せた。

2026/07/20 09:33
https://japanese.joins.com/JArticle/352225

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