「カップル」と呼ばれたウォン円為替相場、SKハイニックスが引き裂く

投稿者: | 2026年7月22日

対円ウォン相場がわずか13営業日で5%以上急上昇した。SKハイニックスの米ナスダック上場にともなうドル流入の期待と韓国銀行の利上げでウォンが強くなっているためだ。円安が続きウォンと円のデカップリング(脱同調化)が明確になっている。

ソウル外国為替市場によると、対円ウォン相場は21日午後3時30分基準100円=906.54ウォンで、2日の958.83ウォンより5.5%のウォン高円安となった。2024年11月22日の905.03ウォンから約1年8カ月ぶりのウォン高水準だ。昨年一時1000ウォンを超えた対円ウォン相場は今月に入りウォンが急騰し900ウォン台序盤までウォン高円安が進んだ。

 この日対ドルのウォン相場も前営業日より5.00ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1473.40ウォンで昼間の取引を終えた。今月初めの1555.80ウォンと比較すると5.3%ウォン高ドル安だ。ブルームバーグが集計した主要通貨のうち今月のウォン上昇幅は約4%で最も大きかった。これに対し対円ドル相場は1ドル=162円前後で推移し円安が続いた。

ウォン高傾向の最大の背景は、265億ドル(約4兆3244億円)規模のSKハイニックス米国預託証券(ADR)上場だ。iM証券のパク・サンヒョン研究員は「ADR上場後に両替需要と待機需要がドル需給改善に寄与している。造船会社の為替ヘッジ増加と外国人投資家の韓国株式売り越し鈍化も影響を及ぼした」と話した。韓国銀行の利上げもウォン高傾向に力を加えた。追加利上げの可能性が議論されウォン資産の投資魅力が高まった。半導体の輸出好調にともなう大規模経常収支黒字もウォン相場を後押ししている。

これに対し円は日本銀行の通貨政策正常化への期待にもなかなか強さを見せられずにいる。円ドル相場は6月中旬以降1ドル=161~162円台の値動きを見せている。日本政府が世界最大の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の日本国債買い入れの可能性に言及し国債利回り急騰傾向にはブレーキがかかったが、円相場を引き上げるほどの変化は現れていない。

中東情勢も変数だ。パク研究員は「短期的にウォンと円の差別化現象は続く余地がある」としながらも、「FRBの金利政策と原油価格の推移がドルの方向性を決め、対ドルと対円のウォン相場の流れも決まるだろう」と予想する。

2026/07/22 07:09
https://japanese.joins.com/JArticle/352341

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