韓国総合株価指数(KOSPI)が取引時間中に6000ポイントを割り込んだ。KOSDAQ指数も700ポイントを下回った。この日は両市場でプログラム売りを5分間停止する売りサイドカーと、全取引を20分停止するサーキットブレーカーが相次いで発動された。韓国証券市場は文字通り「黒い火曜日」を迎えた。
28日のKOSPIは前日終値より732.09ポイント(10.84%)安の6023.66で引けた。6400ポイント台で寄り付いた指数は一時5992.91まで値を下げたりもした。終値基準で先月22日の最高値9114.55より33.9%下落し、4月15日の6091.39以降で最も低かった。KOSDAQは前営業日より59.01ポイント(7.72%)安の705.85で取引を終えた。この日のKOSPI下落率10.84%は中東での戦争勃発直後である3月4日の12.06%に次いで過去2番目に大きかった。「韓国型恐怖指数」であるKOSPI200変動性指数(VKOSPI)は前日より7.58%上がった83.43を記録し市場不安がピークに達したことを示した。
KOSPIは1日で時価総額が600兆ウォン以上蒸発した。アジアの主要証券市場のうち最も大きな下げ幅を記録した。この日台湾の加権指数は4.65%下落し、時価総額は6兆6051億台湾ドル(約33兆4301億円)減った。日経平均は3.95%、上海総合指数は1.16%下落した。
外国人投資家は有価証券市場で先月29日以降で最大となる4兆9915億ウォンを売り越した。個人投資家が4兆3306億ウォン、機関投資家が6332億ウォンを買い越したが、指数下落を防ぐには力不足だった。
前日夜に米国証券市場でエヌビディアが4.99%、サンディスクが11.02%など、半導体株が一斉に下落した影響が韓国市場に広がった。中国の長鑫存儲技術(CXMT)上場と深紫外線(DUV)露光装置生産にともなう競争激化の懸念も半導体投資心理を萎縮させた。SKハイニックスの業績発表を翌日に控えた警戒心まで重なった。
この日サムスン電子は13.39%急落した22万ウォンで取引を終えた。先月19日の最高値37万4500ウォンから41%以上落ち込み、1日の下げ幅は2008年の金融危機当時の13.76%から17年ぶりの水準となった。SKハイニックスも14.65%安の155万ウォンで取引を終え、先月25日の過去最高値298万7000ウォンから48%以上下がった。この日、キオクシアが18.33%、東京エレクトロンが10.96%など日本の半導体企業の株価も一斉に急落した。台湾TSMCもやはり2.98%安となった。
この日中央日報が主要証券会社5社のリサーチセンター長に緊急インタビューした結果、今回の株価急落の背景としてAI投資の持続性に対する疑問が共通して指摘された。
◇「AI成長痛、底打って近く反騰」「メモリー業況不安拡大」
新韓投資証券リサーチセンター長のユン・チャンヨン氏は「エヌビディアの株価調整とオープンAIの金融保証にともなう循環金融議論再燃でAI投資の回収可能性に対する疑問が大きくなり、中国CXMTの生産拡大の懸念が加わりメモリー業況に対する不安も拡大した。市場は投資拡大自体よりも、その投資がいつどんなキャッシュフローで回収できるかを疑い始めた」と診断した。
2026/07/29 07:19
https://japanese.joins.com/JArticle/352697