米国のスコット・ベッセント財務長官が「これまで韓国ウォンが過度な変動性を示してきた」として、異例にも韓国のウォン安問題に公に言及した。すると、米国政府がドル安を望んでいるという解釈が広がり、為替相場は1ドル1420ウォン台までウォン高ドル安が進んだ。
ベッセント長官は4日、米CNBC放送で、最近米国政府が円防衛に直接乗り出した背景を説明し、「円が過度な下落を見せれば、他の通貨もそれに続いて下落することになる」としてこのように語った。ベッセント長官は「安定した円の価値は、米国だけでなくアジア全体の経済にとっても非常に重要だ」「円(安)の水準が競争的な通貨切り下げを触発する可能性があり、これは健全ではない」とも述べた。
市場では、米国が韓国の為替当局による市場安定措置を事実上支持したものと解釈した。ベッセント長官の発言直後、4日の夜間市場でウォン高傾向を示し、5日には8ウォン高い1ドル1424.5ウォンで昼間の取引(午後3時30分基準)を終えた。
これに先立ち、米国の外為当局は先月31日から複数回にわたり、ニューヨーク外国為替市場でユーロを売って円を買う方法で円防衛に乗り出している。同日、米連邦政府の閣僚会議でベッセント長官の席にあった「日本円(JPY)買い50億-100億ドル」というメモの写真が、ロイター通信の報道で公開されたこともある。
ただし、ある外国為替ディーラーは「ベッセント長官の発言は韓国の外国為替市場にとってプラスだが、まだ完全にドル安に転じたわけではないため、長期的なウォン高の効果は限定的かもしれない」と述べた。
ニューヨーク=金成謨(キム・ソンモ)特派員
2026/08/06 10:00
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