米国がイランとの戦争のためにアジアやヨーロッパの軍事資源を中東へ大量に移動させた結果、在韓米軍の対北朝鮮戦力が弱体化したという米政府内の評価が出た。これが韓国と日本が独自の核武装に乗り出す誘因になるという分析も登場した。
ニューヨーク・タイムズ紙は8日(現地時間)、米政府高官らの話として、イランとの戦争により米国の武器在庫が懸念されるレベルまで枯渇したため、代わりにアジアやヨーロッパの米軍兵器を移動させていると報じた。米政府当局者らは、韓国を含むアジアに配備されていた数百台の防空兵器などを含め、アジアや欧州の軍艦・航空機・防空戦力を中東へ急派せざるを得ず、これが装備の維持や同地域の部隊の士気に連鎖的な影響を与えているとの味方を示した。その結果、アジアと欧州地域に米軍戦力の深刻な空白を招き、ロシアや中国が大胆な行動に出る余地を与えているという懸念の声が米政府内で上がっていると、同紙は報道した。
実際、イランによる中東全域への報復攻撃で、米国は1500発以上のパトリオット防空ミサイルを使用し、現在、米軍全体が保有するこのミサイルの在庫は1700発以下に減少したものとみられている。米国のトランプ政権はメーカーに対し、生産量を増やし速度を高めるよう求めているが、在庫を補充するには2年以上かかるという見通しも示されている。
同紙は米政府関係者の話として、米国防総省が戦術監視資産を中東に再配置し、防空網を移動させたことに伴い、在韓米軍が北朝鮮との戦争においてさらに脆弱になる可能性があると指摘した。また、米政府内では、韓国と日本が米国の非核戦力による防衛能力を疑い、独自の核武装に傾くことを懸念する声が上がっていると報じた。
2026/08/09 19:43
https://japan.hani.co.kr/arti/international/56878.html