米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ氏はこの日緊急オンライン座談会で、「トランプ氏の特徴はあらゆるものを取引と考える点。(韓国が)1次投資を発表しさえすれば良くなるだろう」と予想する。
◇北朝鮮までレバレッジに…「イラン戦争のスケープゴートに」
実際にトランプ大統領は韓国を排除して北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との「直接取引」の可能性まで示唆するなど、経済問題を韓半島(朝鮮半島)の安全保障と直接連係している。安全保障専門家らは「ピッチメーカー」を自任してきた韓国に今回の事案は実質的な安全保障の脅威になりかねないと懸念する。
スタンフォード大学のダニエル・スナイダー教授はこの日中央日報とのインタビューで「イラン問題の解決に失敗したのに伴ったスケープゴートが必要で、それがよりによって韓国になった点は明らかだ」と話した。
ハドソン研究所アジア太平洋安全保障部長のパトリック・クローニン氏は「トランプ氏はイラン戦争に対する軍事的寄与をリトマス紙として、韓国がアジアの同盟のうち最も多くの防衛費を支出しているという事実まで無視している。中間選挙まで時間が迫る中でトランプ氏は新たな交渉力強化策を求めている」と話す。
その上で、「金正恩氏が外交的関心を持って前向きの反応をしたという公開的な兆候はない。金正恩氏が突然トランプ大統領や韓国または日本の首脳と会うだろうという見方には懐疑的」と話した。
◇韓国排除した直接取引…実質的重大リスク
トランプ大統領はそれでも金正恩委員長が自身の外交再開の意志に対し「答えた」と主張した。回答がいつ、どのような形でなされたのかに対しては言及しなかったが、金委員長との「直接取引」を念頭に置いたものかもしれない。
実際にトランプ大統領はこの日午後、自身の交流サイト(SNS)に金委員長との通話を連想させる合成写真を投稿し、金委員長が「やぁドナルド、私たちの仲は大丈夫だろう?」と話す字幕を付けた。
スナイダー教授は「韓国政府は朝米外交再開を韓半島の緊張緩和に向けた手段とみながらも、交渉から排除されることに対する恐れがある」とし、トランプ大統領が意図的に韓国の弱点を攻略した可能性にウエイトを置いた。
続けて「韓国を排除した議論が実際に進められる場合、在韓米軍撤収をはじめとして事実上の同盟破棄まで直結しかねない。これは同盟に対する実質的で重大なリスクに浮上する可能性がある」と懸念を示した。その上で「このような関係を活用したトランプ氏の戦略を通じ韓国はこれまで維持してきた(経済と関連した)慎重な立場を維持するのが難しくなるかもしれない」と付け加えた。
2026/08/18 17:12
https://japanese.joins.com/JArticle/353715