「女帝」は強固だった。慢性的な負傷にも、コートの左右を突く相手の攻勢にも揺るがなかった。女子シングルス世界ランキング1位の安洗塋(アン・セヨン、24歳、サムスン生命)が日本の強豪・山口茜(世界2位)を破り、3年ぶりに世界選手権大会の金メダルを奪還した。64強から決勝まで1ゲームも落とさず、来月の愛知・名古屋アジア競技大会でのシングルス2連覇に向けた期待感を高めた。
安洗塋は23日、インドのニューデリーで開かれた2026 BWF(世界バドミントン連盟)世界選手権の女子シングルス決勝で、昨年の優勝者である山口を49分で2対0(21-17、21-14)で破った。去る2023年にデンマークのコペンハーゲン世界選手権で金メダルを首にかけてから3年ぶりに王座を奪還した。
安洗塋は自他共に認める女子シングルスの最強者だ。昨年の勝率は94.8%で単一シーズン過去最高の勝率を記録し、今年は他の追随を許さないトップの地位をさらに確固たるものにしていた。今年の世界選手権までに9大会に出場して7度優勝した。4月にはアジア選手権の優勝で「キャリア・グランドスラム(オリンピック、世界選手権、大陸選手権、大陸総合競技大会での優勝)」も完成させた。3月の全英オープン決勝で中国の王祉怡(ワン・ジーイー、3位)にひざまずいたのが、今年の唯一の敗北だ。
ただし先月、ジャパン・オープンで左足の負傷により棄権したことで、技量がいささか落ちるのではないかという懸念が出た。この日の決勝の相手である山口が、世界選手権だけで3度優勝しており、特に強さを見せている点も不安要素だった。しかし、安洗塋は揺るがなかった。この日も自身の強みである堅い守備力と鋭いハーフスマッシュ(瞬間的なスナップでシャトルを短く打つ技術)攻撃を通じて相手を制圧した。
第1ゲームは17-17まで同点だけで8回も出る接戦だった。しかし、安洗塋が相手の攻勢をすべて耐え抜いた後、逆襲を通じて一気に4点を奪って勝利を掴んだ。第2ゲームは中盤に安洗塋が勝機を掴んだ。特に、33回のラリーが交わされた17-13の状況は圧巻だった。最後まで集中力を切らさなかった安洗塋が、絶妙なドロップショットで山口をひざまずかせた。
この日の優勝で安洗塋は、来月の愛知・名古屋アジア競技大会での善戦を予告した。安洗塋は先の2022年杭州アジア競技大会で個人と団体の両方で金メダルを獲得したが、今回はさらに円熟した技量で2大会連続の優勝を狙う。
2026/08/24 09:25
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