シャラポワも惚れた…世界を熱狂させた21歳「テニスアイドル」

投稿者: | 2026年8月25日

全米オープンは、サプライズ優勝を果たした新鋭が一夜にしてスターの座に上り詰める登竜門として有名だ。カルロス・アルカラス(2022年・当時19歳)、大坂なおみ(2018年・20歳)らがこの大会で初のメジャー優勝を果たした。シーズン最後のメジャー大会のため、ベテランの体力が落ちる一方、若い選手が力を発揮する傾向があるためだ。
 30日(現地時間)に本戦が始まる今年の大会では、フィリピンの「テニスの女神」アレクサンドラ・イアラ(21)がその主人公になるかもしれない。イアラは先月のウィンブルドンでディフェンディングチャンピオンのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を3回戦で破ってベスト16に進出し、テニス界を揺るがしたのに続き、今月初めには女子プロテニス(WTA)ツアーのムバダラDCオープン決勝で世界3位のジェシカ・ペグラ(米国)を破り、フィリピン選手として初めてツアー大会のシングルス優勝を果たした。

明るい性格と少女のような愛らしい容姿を持つイアラが目覚ましい実力まで見せ、人気はフィリピン、東南アジアを越えて世界へと広がっている。イアラが出場する試合はもちろん、練習の際にも観客席が埋まり、フィリピン国旗が波打つことから「イアラ現象」という新語まで登場した。ナイキが専用の帽子・ユニホームを製作するほど商品性を認められ、フィリピンを代表する企業もスポンサーに名を連ねている。

イアラの魅力はコートの内外にある。左利き特有の角度の大きいストロークと強いメンタルは、13歳だった2018年にスペイン・マヨルカ島の「ラファ・ナダル・アカデミー」に渡って磨いた基礎から生まれている。2023年に同アカデミーを卒業するまで親元を離れた生活の寂しさと厳しい練習に耐え、簡単には揺らがずラリーで最後まで食らいつくナダル特有の勝負師気質まで吸収したとの評価を受ける。これにインタビューやメディアの前でも物おじしない明るく前向きな姿勢、自国とファンへの愛情と謙虚さが加わり、東南アジアはもちろん世界のテニス界でも好感度が高い。

ビーナス・ウィリアムズはイアラについて「ワールドスター」と評し、マリア・シャラポワは「彼女はスター」と太鼓判を押した。専門家の間では、メジャー5勝に加えて優れた容姿も備え、2000年代のテニスを代表するスターだったシャラポワに匹敵するスター性を持つとの評価が出ている。2018年全米オープンで憧れのセリーナ・ウィリアムズを決勝で破り、日本人として初めてメジャーのシングルスを制した大坂なおみシンドロームや、フィリピンの国民的英雄であるボクサー、マニー・パッキャオと比較されることもある。米フォーブス(Forbes)はイアラを「2026年アジアの30歳未満のリーダー30人」に選定した。

イアラはテニス愛好家だった母方の祖父ロベルト・マニエゴ氏の勧めで、4歳の時に初めてラケットを握った。13歳だった2018年にナダル・アカデミーの奨学生に選ばれてスペインに渡り、2022年全米オープンのジュニア女子シングルスでフィリピン選手として初めてメジャーのジュニアタイトルを獲得した。イアラの夢は、2019年に亡くなった祖父にメジャー優勝トロフィーをささげることだ。

2026/08/25 10:14
https://japanese.joins.com/JArticle/354021

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