「皇居ラン」の迷惑問題に苦しむ日本…狭い歩道で並んで走り、歩行者の通行を妨害

投稿者: | 2026年9月13日

 「失礼します、通ります!」 9月1日午後2時、東京の皇居前。幅3メートルほどの狭い歩道の上で、ランニングウェア姿の日本人が、写真を撮る観光客に向かって声を上げつつ、すれすれのところを通り過ぎていった。ちょうどランチタイムを過ぎた昼下がりにもかかわらず、汗を流しながら走る人の存在を容易に確認できた。猛スピードで走るランナーが、向かいから来た自転車と衝突しそうになる危うい状況もあった。

 高層ビルの森と自然の景観が調和して東京の代表的な名所に数えられる皇居周辺が、このところ、いわゆる「皇居ラン」を楽しむ一部のランニング愛好家の「迷惑行為」問題に悩まされている。皇居の外周は1周約5キロで高低差が少なく、トイレなどの公共施設もあちこちに配置されており、都心の「ランニング聖地」と呼ばれている。最近では、一部のランナーが狭い歩道で歩行者を無理に追い越したり、数人が並んで走って通行を妨害したりすることが頻発し、批判が高まっている。本来ランニング専用ではない一般歩道であるこの場所で、観光客と入り交じりつつ昼夜を問わず走る人々のせいで、近隣の会社員や住民の疲労感は限界に達している。

 皇居ランは、東京マラソンの第1回大会が開催された2007年ごろから愛好家の間で口コミで広がり、東京の代表的なランニングコースとして定着した。これに加え、市民に無料開放されていた代々木公園内の陸上競技場「織田フィールド」が今年7月に改修工事に入ったことで、ランナーたちが皇居周辺に大挙して押し寄せた。皇居一帯には、ロッカーや運動着・運動靴のレンタル、シャワー施設などを備えた「ランニングステーション」の商圏まで形成されている。1日最大1万人が皇居の外周を走っていると推計される。

 日本のソーシャルメディアには、「歩行者優先の歩道でランナーが『甲(絶対的強者)』になった」「わざわざ人の多い狭い道で走る理由がわからない」といった反応が殺到している。歩道のあちこちに「歩行者優先」「反時計回りでの走行」「無理な追い越し禁止」などの安全規則が記された注意看板が設置されているが、多くの人が押し寄せる時間帯には事実上無意味な存在となって久しい、という指摘が出ている。

 一部では「皇居ランを全面規制すべき」という主張まで出ている。しかし、管轄自治体は「マナー遵守」を促す対策に重きを置いている。皇居がある千代田区の関係者は8月29日のメディアインタビューで、「一部のランナーが危険な走行で歩行者と衝突するなど問題が発生していることを認識している」としつつ、「東京都などと協力してマナー教育と歩行環境の改善に引き続き力を入れていきたい」とコメントした。

2026/09/13 09:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/09/10/2026091080177.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)