望郷の念を抱いて集め、祖国に寄贈した在日韓国人実業家のコレクションを紹介する展示が慶尚南道晋州市で開催されている。
国立晋州博物館は来年2月28日まで、キム・ヨンドゥ氏(1922-2003年)の寄贈30年を記念する特別展「私の人生博物館」を開催している。慶尚南道泗川市出身のキム・ヨンドゥ氏は8歳の時、家族と共に日本の神戸に移住し、1945年の日本による支配からの解放後に鉄鋼加工事業で大成功した後、韓国の文化遺産を収集し始めた。大多数の在日韓国人コレクターが生活の基盤である日本に自身のコレクションを残しているのに対し、キム・ヨンドゥ氏は1997年から2001年まで3回にわたり、故郷・泗川に近い国立晋州博物館に164件・197点を寄贈した。
今回の展示では、寄贈品のうち書画、陶磁器、工芸品146件・173点を紹介する。キム・ヨンドゥ氏の収集活動から公開、寄贈に至る過程に光を当てる内容だ。キム・ヨンドゥ氏が文化遺産の収集を始めるきっかけとなった「白磁 靑画雲龍文立壺」、最も大切にしていた朝鮮時代前期の山水画の傑作「瀟湘八景図」(宝物)、高麗時代の写経変相図、正祖の流麗な筆致と金泥・銀泥で飾られた赤い絹が目を引く「正祖御筆」(宝物)などを見ることができる。
同博物館は「幼いころに離れた故郷を懐かしみ、キム・ヨンドゥ氏が一つまた一つと集めた韓国の文化遺産は、今や一個人の収集品にとどまらず、韓日両国が歩んできた歴史を振り返らせる貴重な文化遺産となった」と説明している。
2026/10/12 15:05
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