岸田首相の「手ぶら訪韓」後…ポスコ、徴用賠償金20億ウォン追加出捐

投稿者: | 2024年9月19日

 日帝強占期の強制動員被害者賠償のために設立された行政安全部傘下の日帝強制動員被害者支援財団に対し、ポスコが20億ウォン(約2.1億円)を追加で出捐した。

 ポスコは13日、理事会の議決を経て被害者支援財団に20億ウォンを出捐することを決め、これを執行したと19日明らかにした。ポスコは「対日請求権資金の恩恵を受けて成長した企業の一つで、財団に20億ウォンを拠出することを決めた」と明らかにした。

 これに先立ってポスコは2012年に計100億ウォンを財団に出捐することを決めた経緯がある。2016年には30億ウォン、2017年にも30億ウォンを出したのに続き、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府が強制動員被害と関連して「第3者代位弁済」解決法を発表した後、2023年に40億ウォンを払って出捐を完了した。

 「第3者代位弁済」は、韓国最高裁の確定判決により賠償責任を負った日本の加害戦犯企業の「債務」を「第3者」である支援財団が受け入れ、ポスコなど1965年の韓日請求権協定における受恵企業からの寄付金を集め被害者に代わりに賠償する方式だ。

 これまで日本政府は、韓国最高裁の強制動員被害賠償判決が1965年の韓日基本条約および請求権協定への違反であり、日本企業による賠償金支給は決して受け入れられないと主張し韓日関係が冷えこんだが、昨年3月尹錫悦政府が日本企業が賠償金を支給しない「第3者代位弁済」案を出し和解を試みた。日本企業の直接謝罪を拒否することに成功した日本の岸田文雄首相は6日、退任を控えて韓国を訪れ尹錫悦大統領に会い、その後ポスコが財団に追加出捐金を出したのだ。

 ポスコ側は「生存被害者が日増しに高齢化していることから迅速な支援が必要だと判断され追加出捐を決めた」として「100億ウォンを全て出捐した後にも考慮していた事案」と話した。

2024/09/19 17:55
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/51130.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)