レバノン在住韓国人と家族97人、軍輸送機に乗り緊急帰国=韓国

投稿者: | 2024年10月6日

レバノンに滞在する韓国人96人とレバノン人家族1人の97人が、韓国政府が派遣した韓国軍の輸送機に乗って5日に帰国した。レバノンではイスラエルとヒズボラの紛争が激しくなり、日本と英国、ドイツなども自国民救出に向けチャーター機や軍用機を動員している。

彼らが搭乗した空軍の多目的空中給油輸送機KC330「シグナス」はこの日午後12時50分ごろ、城南(ソンナム)のソウル空港に着陸した。

 韓国国防部と外交部によると、輸送機は外交部迅速対応チームと軍医務要員らを乗せて3日に金海(キムヘ)空港を出発した。輸送機は前日午前にベイルートに到着し現地在住韓国人らを乗せて同日午後に帰路に就いた。

韓国政府はレバノンと外部を結ぶ民間航空便が事実上なくなったことを受け軍用機の投入を電撃的に決めた。現在レバノンのミドル・イースト航空だけが現地で運航中だが、これすらもチケットを確保しにくい状況という。

韓国外交部の趙兌烈(チョ・テヨル)長官はレバノンのハビブ外相に直接メッセージを送り、韓国国民の安全な帰還に向けたレバノン政府の協力を求めた。

ハビブ外相は趙長官の要請に対し、「よくわかった」としながら韓国が平和を愛する国として中東情勢安定に向け努力していることに対し謝意を示したと外交部は伝えた。

レバノンには3日まで130人ほどの韓国人が滞在していた。駐レバノン大使をはじめとする公館職員は撤収しておらず、30人ほどの在住韓国人も今回避難せず現地に残った。

韓国政府は「今後もレバノンなど中東地域に滞在している国民の安全確保に向け中東情勢を綿密に注視し多様な安全措置を持続的に講じていく予定」と明らかにした。

◇韓国政府、人命被害のレバノンに40億ウォン規模の人道的支援提供

韓国政府は最近イスラエルとヒズボラの武力衝突を受け、レバノンに(4億4617万円)規模の人道的支援を提供することに決めた。

韓国外交部はこの日、「韓国政府は今回の支援が当該地域住民らの困難緩和と早急な日常復帰に役立つことを期待する」として人道的支援決定の事実を明らかにした。

レバノン当局はイスラエルの攻撃によりこれまでに最小1300人が死亡し100万人以上が避難したと推定していると現地メディアは伝えた。

2024/10/06 09:22
https://japanese.joins.com/JArticle/324566

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