日本警察、日本人夫婦遺体損壊容疑で２０歳の韓国籍容疑者逮捕

先月中旬に栃木県で焼損した夫婦の遺体が発見された事件に関連し、日本の警察が韓国籍の姜（カン）容疑者（２９）を逮捕した。

１日のＮＨＫによると、警察は前日午後、神奈川県大和市内のホテルから外出しようとした姜容疑者を遺体損壊の疑いで逮捕した。続いて千葉県千葉市で日本人の若山耀人容疑者（２０）を同じ容疑で逮捕した。

２人は先月１６日に栃木県那須町の河川敷で発見された日本人夫婦の遺体を焼損した疑い。この夫婦はともに５０代で、東京繁華街で飲食店およそ１０店舗を経営していた。

捜査当局は姜容疑者と若山容疑者が先月１５日、東京都内の空き家で夫婦に暴行を加え、車に乗せて栃木県に移動したとみている。警察は防犯カメラの映像などを分析し、姜容疑者が事件当日に那須町の現場を訪れた事実を確認した。

これに先立ち警察は２人に実行を依頼した平山綾拳容疑者（２５）と平山容疑者に犯行を指示した佐々木光容疑者（２８）も逮捕した。

平山容疑者は２、３月ごろ知り合った佐々木容疑者から犯行の指示を受け、１０００万円以上を受け取ったと供述した。佐々木容疑者は「先月上旬、ある人物から依頼を受けた」と供述したと、ＮＨＫは伝えた。佐々木容疑者は「夫婦を脅す程度かと思ったが、途中で遺体の処理とわかった」とも話したという。

平山容疑者は何度か酒を飲んだ飲み友達の姜容疑者と若山容疑者に自分の車を貸して遺体処理を任せ、報酬を支払ったことが明らかになった。

容疑者らはすべて被害者夫婦とは面識がないことが分かった。捜査当局は夫婦をよく知らず互いに関係も深くない容疑者らがある人物から依頼を受けて事件を起こしたとみている。