戦勝節迎えて休戦のロシア…トランプ大統領、また「無条件30日休戦」圧力

投稿者: | 2025年5月9日

ロシアが第2次世界大戦勝利記念日(戦勝節)を迎え、8日(現地時間)からウクライナ戦争を3日間中断した中、トランプ米大統領がまた「条件のない30日間休戦」圧力を加えた。

トランプ大統領はこの日、SNSトゥルース・ソーシャルに「ロシア、ウクライナとの対話は続いている」とし「米国は理想的に30日間の条件のない休戦を要求する」と投稿した。続いて「この休戦は受け入れ可能で、責任感を持って進行されるべきであり、守られない場合は米国と同盟国は追加の制裁を加える」とし「(今回の休戦が)持続可能な平和協定につながることを望む」と強調した。

 J・D・バンス米副大統領もこの日、FOXニュースのインタビューで「ロシアが善意で交渉に臨まなければ、米国は交渉の場から離れる準備ができている」と再度圧力を加えた。続いて「ロシアがまだ占領していない領土を要求するのは話にならない」とし「それが彼らが出した初期の平和案の一つだった」と話した。しかし具体的にロシアが領有権を要求した地域がどこであるかは明らかにしなかった。

米国の条件のない休戦提案は初めてのことではない。3月にも似た提案があり、当時ウクライナは直ちに同意した。しかしロシアは軍事再整備の可能性を理由に拒否した。今回の戦勝節を迎えてロシアは一時的休戦を一方的に宣言しながらも、長期的休戦には依然として微温的な態度を見せている。ロシアは米国の今回の提案にも答えなかった。

この日、ウクライナのゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)に「トランプ大統領と電話をした。ウクライナは今日から30日間の休戦が可能だと話した」とし「ロシアがこの戦争を終わらせようとする真摯な態度を見せれば、いかなる形態の会談にも開かれた姿勢で出る」と投稿した。

これに先立ちロシアは8日午前0時(日本時間8日午前6時)、10日0時まで72時間休戦すると明らかにした。

休戦期間中の9日にモスクワの赤の広場で開かれる戦勝節軍事パレードには中国、ブラジル、インド、ベトナムなど27カ国の首脳が出席する。ロシア大統領府は「プーチン大統領は連休期間の7日から10日まで少なくとも15人の首脳と会談する」と明らかにした。海外メディアは「ロシアの外交的孤立から抜け出そうとしている」と指摘した。

プーチン大統領は軍事パレードに先立ち、中国の習近平国家主席とのティータイムでウクライナ戦争についても議論した。習主席は「中国は持続可能なグローバル安保の観点を擁護していて、各国の合理的な安保懸念を重視し、危機の根源を除去しなければいけない」と話した。これに対しプーチン大統領は「ウクライナ問題において中国の客観的で公正な立場を高く評価し、ロシアは前提条件なく会談を始める意向があり、公正で持続可能な平和協定を締結することを望む」と述べた。

2025/05/09 11:46
https://japanese.joins.com/JArticle/333573

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