韓国新政権で初の韓米日外相会談…「南北対話再開の努力」

投稿者: | 2025年7月12日

李在明(イ・ジェミョン)政権の発足後初めて開催された韓米日外相会談で、3カ国が「北朝鮮の完全な非核化」目標を再確認した。今年は韓米両国で政権が交代したが、北朝鮮非核化原則に変わりはないという点を強調したのだ。ただ、韓国は同時に南北間の緊張緩和と対話の再開にも重点を置いて前政権とは異なる基調を見せた。

11日(現地時間)、マレーシア・クアラルンプールで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)関連の外相会談を契機に、韓国の朴潤柱(パク・ユンジュ)外交部第1次官はルビオ米国務長官、日本の岩屋毅外相と40分間ほど会談した。朴次官は「就任後最初の少数国間の会談として韓米日外相会談を開催したのは、国益中心の実用外交基調の下で韓米日の協力を持続的に発展させようというわが政府の意志を見せる」と述べた。

 主要議題の一つは北朝鮮問題だった。韓国外交部は「3カ国は北の完全な非核化目標が確固としている点を再確認した」とし「3カ国間の緊密な連携で強力な対北抑止を維持し、韓米日安保協力を拡大していくことにした」と明らかにした。北朝鮮軍の派兵動向など朝ロ軍事協力と核・ミサイル開発の資金源である暗号貨幣ハッキングなどサイバー犯罪対応のための協力案についても論議した。

外交部によると、朴次官は南北緊張緩和と対話再開のための韓国政府の努力を説明しながら「米国、日本側とも緊密に協力していこう」と話した。李在明政権は最近、対北朝鮮拡声器放送を中断し、帰還の意思を明らかにした北朝鮮住民を送還するなど緊張緩和のための措置を取ったが、新政権の対北朝鮮基調に対する米日の協調を求めるためとみられる。

この日の会談では朴次官がネットフリックス映画『K-POP!デーモン・ハンターズ.』を韓米日協力の象徴として言及し、雰囲気を盛り上げた。日本ソニーグループが米国に設立した「ソニー・ピクチャーズのアニメーション」が「K-POP」をテーマにしたこの作品を制作し、米プラットホーム「ネットフリックス」で世界に配信した点を紹介した。ルビオ長官は「まだ見ていないが『イカゲーム』はおもしろかった」と答えた。岩屋外相も「K-POPを好む」と語った。

一方、この日の会談に出席したルビオ米国務長官は中国の王毅外相と会談した後、「米中間の首脳会談が行われる可能性が高い」と述べた。トランプ大統領は8月初めに中国北京、または10月末-1月初めに韓国慶州(キョンジュ)で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議期間に習主席と会うことを検討中とみられると、ブルームバーグ通信は伝えた。

2025/07/12 08:56
https://japanese.joins.com/JArticle/336159

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