来韓した小泉農水相が韓国外相と会談、日本産水産物の輸入規制撤廃求める

投稿者: | 2025年8月12日

 韓日政府が首脳会談の開催日程を調整している中、韓国を訪問した小泉進次郎農林水産相(44)が11日、趙顕(チョ・ヒョン)外交長官に会い、福島など一部の日本産水産物に対する輸入規制の撤廃を求めた。日本の共同通信が報道した。

 共同通信によると、小泉農水産相は同日、ソウル市鍾路区の外交部庁舎で趙顕長官と面談した後、日本の報道陣に会い、「早期の撤廃に向け、関係省庁間の意思疎通が速やかに進むことを強く期待する」と述べたとのことだ。韓国は2011年の日本の福島原発事故や、2023年の福島原発汚染処理水の海洋放出などを理由に、福島をはじめとする近隣8県の水産物などに対して輸入規制措置を維持している。小泉農水相の要求に対して、趙顕長官は「日本産食品に対する韓国消費者の信頼回復が優先されるべきだ」との見解を伝えたという。

 日本の石破茂首相が東京で韓日首脳会談を推進している中、小泉農水産相が韓国に対して日本産水産物の輸入規制撤廃を要求したと自国のメディアに伝えたことから、この問題が韓日首脳会談で話し合われるのではないか、という見方も出ている。

 小泉農水相は、小泉純一郎元首相の次男だ。アジア太平洋経済協力会議(APEC)食料安全保障担当長官会合および韓日中農業担当長官会議などに出席するため来韓した。

盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者

2025/08/12 09:40
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/08/12/2025081280021.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)