韓国、中国に阻まれてアジアカップ準々決勝で脱落…世代交代は収穫

投稿者: | 2025年8月15日

男子バスケット韓国代表が「万里の長城」中国に阻まれ、2025国際バスケットボール連盟(FIBA)アジアカップ準決勝進出を逃した。

FIBAランキング53位の韓国は14日(日本時間)、サウジアラビアのジッダで行われた準々決勝で強豪の中国(30位)に71-79で敗れた。これで韓国は前大会(2022年)に続いて2大会連続の準々決勝敗退となった。2017年大会の3位が最近の韓国の最も良い成績だ。また韓国は2023年杭州アジア競技大会の準々決勝での敗戦に続いて韓中戦2連敗となった。韓国は中国との対戦成績が15勝36敗となった。

 韓国は高さで劣る中でも中国と対等な試合をした。2メートル以上の選手が6人もいる中国に韓国はハ・ユンギ(KT)1人でもうまく対応した。韓国は第1クォーターを24-25の1点差で終えた。しかし韓国が得意とする3点シュートが決まらなかった。むしろ中国に劣勢だった。この試合まで今大会参加国のうち最も高い43.8%の成功率を見せた中国の3点シュートの威力はこの日も続いた。韓国はこの日、3点シュートの成功率が12.5%(24本のうち3本成功)に終わった。中国は28%(25本のうち7本成功)だった。イ・ヒョンジュン(長崎)が22得点、7リバウンド、4アシストをマークし、奮戦した。韓国は主力ガードのイ・ジョンヒョン(ソノ)が大会中のひざのけがで戦列を離れたのが惜しまれた。

結局、韓国は前半戦で35-42とリードを許した。第3クォーターでは一時18点差までスコアが広がった。しかし韓国は粘り強い守備で中国に食い下がった。イ・ヒョンジュンの3点シュート、ヤン・ジュンソク(LG)のフリースローなどで韓国は52-60まで追い上げ、9点差で第4クォーターに入った。勢いづいた韓国は第4クォーターで6点差まで追い上げた。ハ・ユンギが5分53秒を残して5ファウルで退場となる悪材料が生じたが、交代で入ったベテランのキム・ジョンギュ(正官庄)が役割を果たした。しかし31秒を残して8点差をつけられ、中国の勝利が固まった。

敗戦の中でも収穫はあった。韓国バスケットの立て直しに取り組んだ安俊浩(アン・ジュンホ)監督は世代交代の成功を越えて「黄金世代」を構築した。新エースに浮上したイ・ヒョンジュンとヨ・ジュンソク(シアトル大)、イ・ジョンヒョン(ソノ)らを前面に出した韓国は、今大会と大会前の評価試合4試合で優れた競技力を見せた。安俊浩監督は「ここでストップしたのは残念でならない。勝敗に対する責任は監督にある。選手は最初から今までコート上で与えられたミッションに最善を尽くし、すべてのエネルギーを注いだ。本当に感謝している」と話した。

続いて「ファンのみなさんの声援と激励に応えられず申し訳なく思う。しかし以前とは違う姿で少しでも希望を見せることができたのはよかった」と語った。今大会の韓国代表チームには帰化選手もビッグマンもいなかった。安監督は「中国の長身選手に制空権を奪われたのが最も厳しかった。身長の劣勢で制空権を握られ、主導権を奪われた。ビッグマンさえいれば良い試合ができ、良い姿でアジア圏で挑戦できる」と意欲を表した。

イ・ヒョンジュンはこの日の試合の終了後、涙を流した。試合後、イ・ヒョンジュンは「ファンに勝利で報いることができず本当に残念で悲しい。試合内容はともかく絶対に負けたくなかったが、このような結果になって本当に悲しい」としながらも「感謝の言葉を伝えたい。監督を含めて本当に『ワンチーム』となって何かを見せることができたようでうれしい。今大会をきっかけに今後は発展することだけが残っていると考える。12人の選手たちと意気投合し、次の国際大会では涙を見せることなく挫折することもないようにしたい」と覚悟を語った。

2025/08/15 11:19
https://japanese.joins.com/JArticle/337634

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