【TV朝鮮】(アンカー)
日本と米国への相次ぐ訪問という李在明(イ・ジェミョン)大統領の異例のスケジュールに北朝鮮と中国が神経を尖らせています。北朝鮮は韓日首脳会談の結果に言及しながら、反日で政権を取り親日になったとして李在明大統領をまたも名指しで批判し、中国国営メディアは韓米首脳会談を前に韓国政府に対し「自主性」を強調しました。これらの反応についてはそれなりの理由がありそうですが、李在明大統領の関連する発言を含めチ・ソンホ記者がお伝えします。
(記者リポート)
北朝鮮は李在明大統領が最初の首脳会談の相手に日本を選んだことを親日と批判しました。
野党代表だった時は「反日」で政権を取り、米国を意識して違った行動を取ったとして再び名指しで批判しました。
「朝鮮の声」ラジオ
「『対日強硬』発言で手にした『反日』で政権を握った後は、日本国内の冷たい視線はもちろん、米国の冷たい態度と圧力を受けてきたのはよく知られている」
日本に続く米国訪問は韓米日三角協力の強化につながりかねないため、北朝鮮が不満を表明したとみられます。中国国営メディアも韓国の対米接近を警戒しています。
環球時報などは「韓国は第三者の制約を受けるべきではない」「戦略的自主性を確保しなければ国際社会から本当の尊敬は受けられない」と主張しました。
李在明大統領は北朝鮮の非難に対し「一部の表現にこだわる必要はない」としながらも、韓日会談で歴史問題への指摘がなかったことには一部国民からの批判を覚悟したと明かしました。
李在明大統領
「(大韓民国国民の一部から)問題として指摘されることも覚悟しました。一気に多くのものを完璧に得られないとしても、一部を得る行為をしなければ進展はないでしょう」
中国との関係については「中国と絶縁することはできない」として「中国と絶縁しないから親中なら、そんな意味での親中は必要だ」と発言しました。TV朝鮮、チ・ソンホがお伝えしました。
(2025年8月25日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
2025/08/26 09:00
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/08/26/2025082680028.html