「日本人ファースト、外国人差別ではなく対等にしようということ」 参政党・神谷代表インタビュー【独自】

投稿者: | 2025年9月9日

 「日本人ファーストだからといって、外国人を差別しようというわけではありません」

 今年7月の参院選で「参政党ブーム」を巻き起こし、「保守の新星」に浮上した神谷宗幣参政党代表(47)は2日、朝鮮日報のインタビューに応じ、「私は極右ではない」とした上で、冒頭の発言に及んだ。神谷代表が韓国メディアのインタビューに応じたのは初めて。参院選で参政党は700万票以上を得票して14人を当選させ、政権与党・自民党を没落に追い込んだ。最近の読売新聞による世論調査で、政党支持率は12%に達し、自民党(23%)に次ぐ2位だった。 

 東京都内の参議院議員会館で取材に応じた神谷代表は「私たちは極右ではなく、反グローバリズムだ」とし、「極右の正義とは一体何なのか」と問い返した。神谷代表はこれまで反移民感情と国粋主義を刺激する発言で「極右」と呼ばれるようになったが、自身は極右ではないと否定した。その上で「『リベラルメディア』が私の言葉の前後を切り取って攻撃し、却って保守層が結集した」とし、「安倍晋三元首相の死後、自民党内の保守色が薄まり、我々がその空白を埋めた」との認識を示した。

 神谷代表は反外国人だという批判について、「差別しようというわけではなく、対等にしようということだ」とし「日本人としての自負と自主決定権を守り、外国人には外国人として同じ権利を認めることだ」と述べた。一方で、移民に対する抵抗感は隠さなかった。神谷代表は「日本は直ちに移民を止めなければならない。このまま行けば、外国人比率の限界点(10%)にすぐ到達する。日本の安全保障のために『スパイ防止法』も制定すべきだ」と続けた。さらには「外国資本、特に中国が日本の不動産を過度に買い占めているが、他の国々のようにそれを規制しようとしている」と語った。

 神谷代表は米トランプ政権のような「反グローバリズム」を支持した。「グローバリズムは多国籍大企業に資本が集中し、中間層を貧困にする。グローバリズムが全て悪ではないが、行き過ぎにはブレーキをかけなければならない」とした。そして、「トランプ政権の関税政策は日本にも不利益なので反対だが、トランプ大統領の言う『MAGA』(米国を再び偉大に)は米国らしい価値を守り、中産階級を豊かにしようとするものだ」と指摘した。

 神谷代表は日本の歴史と文化を誇りに思い、日本の自衛権を拡大すべきという考えが強かった。日本の核保有も長期的には議論が必要だと主張した。日本の徹底した非核化原則に反する意見だ。そして、「核兵器はなくならなければならない。しかし、現実では(戦争)抑止力になるのが事実だ。日本がいつまでも米国の軍事力の傘の下にあることは主権国家として妥当でない。これまではそんな議論すらなかった」と話した。さらに、「韓国で核保有を議論するならば、日本も議論するだろう。韓国は韓国が自ら決めればいい」とも述べた。

2025/09/09 10:40
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/09/09/2025090980072.html

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