韓国国家安保室長「韓米、原潜で協定締結…20%以下の低濃縮燃料使用」

投稿者: | 2025年12月25日

 韓国政府の原子力潜水艦導入計画に関する協定の締結を推進することで韓米両国が合意したことを、ウィ・ソンナク国家安保室長が24日に明らかにした。

 今月16日から22日にかけて米国、カナダ、日本を訪問して帰国したウィ室長はこの日、ソウルの大統領府春秋館(チュンチュグァン)でブリーフィングを行い、「米国との原潜協力に関して双方、協定が必要だということで意見が一致した」として、「米原子力法(91条)で軍事的に核物質を移転できないと定められているため、例外や免除(の措置)を受けるために(別途の)協定案を作成するということ」と語った。ウィ室長は訪米中、ルビオ国務長官兼国家安保担当大統領補佐官、ライト・エネルギー相らと会談した。

 原潜の燃料には低濃縮ウランを使用することになることも明確にした。ウィ室長は「原潜には20%以下の低濃縮燃料を使用する原子炉の搭載を構想している」とし、「高濃縮燃料を導入する計画はない」と語った。濃縮率が高いほど核兵器への転換が容易になるだけに、低濃縮燃料を使って核兵器保有に対する懸念を低くするということだ。ウラン濃縮と使用済み核燃料の再処理については、「李在明(イ・ジェミョン)大統領が何度も不拡散の意志を強調していることを米国側に説明した。韓国の(原子力産業の)力量は韓米両国のエネルギー安保の面で戦略的な協力事案であることも強調した」とウィ室長は語った。

 ウィ室長は「来年初めの早い時期に米国側の実務代表団が訪韓し、ジョイントファクトシート(の履行問題)を話し合うことになっている」として、「来年中盤、下半期など、一定の時期ごとに成果点検のための道しるべを設定することになっている」と語った。

2025/12/24 19:52
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/55057.html

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