ジャッジにハーパーまで…「大谷阻止」ドリームチームを構成した米国

投稿者: | 2025年12月25日

野球宗主国の米国が日本に奪われた「世界一」のタイトルを取り戻そうとしている。メジャーリーグ(MLB)を代表する強打者の一人、ブライス・ハーパー(33、フィラデルフィア・フィリーズ)が2026ワールドベースボールクラシック(WBC)参加を宣言した。

ハーパーは24日(日本時間)、自身のソーシャルメディアを通じて「来年3月に開催されるWBCに米国代表として出場することにした」とし「15歳で初めて胸に国旗を付けた時のことを忘れられない」と発表した。

 ハーパーは2015年と2021年にナショナルリーグ(NL)最優秀選手(MVP)を受賞した強打者だ。今季は手首のけがのため1カ月以上も出遅れたが、132試合で打率2割6分1厘、27本塁打、75打点、OPS(出塁率+長打率) 0.844を記録して健在を知らせた。ハーパーがWBC代表チームに合流し、米国は確実な主力一塁手を見つけた。

これで米国は「ドリームチーム」を構築した。今年アメリカンリーグ(AL)MVPになったアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が今回、代表チームに主将として合流した。ジャッジはナショナルリーグ(NL)の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とともにMLB史上初めて2大リーグMVPを共に2連覇した「怪物打者」だ。2022年末にヤンキースと9年・3億6000万ドル(約560億ウォン)に契約し、天文学的な身代金が保証された「ニューヨークの心臓」だ。ジャッジとハーパーがともに2023年大会には参加できなかった。

ジャッジとハーパーが抜けた米国は前大会で決勝まで進出したが、大谷が活躍した日本に敗れて準優勝に終わった。

米スポーツ専門メディアのジ・アスレチックは決勝戦が終わると「2026年に米国のWBC予想ラインナップ」を公開し、ジャッジを3番、ハーパーを4番に配置した。「2026年大会で日本に勝つにはジャッジとハーパーが必要だ」という意見を出したのだ。ハーパーは「テレビで試合を見るしかないというのがあまりにも悲しかった」とし、公開的に遺憾を表した。

それから3年後、ジャッジとハーパーはこれに応答するかのように並んでWBC代表チームで米国ユニホームを着ることにした。今季、2大リーグのサイ・ヤング賞受賞者のタリク・スクバル(デトロイト・タイガース)とポール・スキンス(ピッツバーグ・パイレーツ)、2大リーグの本塁打王のカル・ローリー(シアトル・マリナーズ)とカイル・シュワーバー(フィラデルフィア)も共にWBC出場を確定した。

来年3月には決勝戦で大谷とジャッジがWBC史上初めて対戦する名場面を見られるかもしれない。

5回開催されたWBCで日本は3回、米国は1回(2017年)優勝している。

2025/12/25 07:55
https://japanese.joins.com/JArticle/342595

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