ベトナム拠点に韓日の競馬映像で賭博サイト運営した11人を送検 ソウル警察庁

投稿者: | 2025年10月2日

 ソウル警察庁刑事機動隊はこのほど、韓日の競馬映像を使った賭博サイトを運営していた11人を韓国馬事会法違反の疑いで送検した。犯行グループはベトナムのホーチミンに拠点を設け、ユーチューバーも動員して会員を集めていた。

 犯行グループは韓国馬事会の競馬映像はもちろん、日本の競馬映像も使用して、サイトを運営していた。韓国馬事会法は専ら馬事会が競馬を開催するものとし、馬事会が開催する競走を利用した私設賭博を禁止している。

 犯行グループは2022年11月から24年11月にかけ、韓国馬事会のリアルタイム競馬競走映像を利用した私設競馬サイトを運営し、賭博資金約14億ウォン(約1億5000万円)を入金させていた。韓国馬事会が開催する競走の映像は中国の業者からリアルタイムで提供を受けていた。韓国で競走がない月曜から木曜には日本の競馬で賭博に及んでいた。

 犯行グループはまた、警察の取り締まりを避けるために拠点を2023年9月に韓国国内の京畿道一山からホーチミンに移した。

 賭博客は無作為に送信する携帯メール広告で募集し、フォロワーが2万人以上いるユーチューバーも動員していた。運営者と普段から親交があったユーチューバーも賭博サイトを周囲に紹介していたという。警察は問題のユーチューバーについても捜査を進めている。警察は昨年6月、「リアルタイムの競走映像を利用した私設競馬賭博サイトがある」という情報を入手し捜査に着手した。

 ソウル警察庁はまた、賭博資金の入金口座を分析するなどして、賭博資金の換金組織18人も追加で逮捕送検した。この組織は8つのインターネット賭博サイトの賭博資金のチャージと換金を担当を行っており、利用者は1万7795人、賭博資金の規模は約1700億ウォン(約181億円)だった。

 警察は換金組織利用者のうち利用金額が大きい140人も賭博容疑で送検。犯罪収益約5億4000万ウォン程度を起訴前に凍結した。

ユ・ビョンフン記者

2025/10/02 08:20
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/09/27/2025092780016.html

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