金価格5000ドル、銀価格100ドル…安全資産がブレーキのない疾走

投稿者: | 2026年1月27日

国際金価格が初めて1オンス当たり5000ドルを突破した。1年で2倍近い上昇だ。投資家が単純なインフレヘッジを超え米国債とドル投資を減らし金にシフトするディベースメントトレード現象が現れている。

26日のニューヨーク商品取引所で2月引き渡し分金先物は取引時間中に1オンス当たり5000ドルを超え5107.90ドルを記録した。昨年末の4341.10ドルから約18%上昇した。1年前の2738ドルと比較すると87%の上昇だ。金価格が上がると「貧者の金」と呼ばれる銀には投機需要が加勢し上昇に火が付いた。昨年末に1オンス当たり70.60ドルだった銀先物価格は26日の取引時間中に109.32ドルまで垂直上昇した。今年に入って1カ月もたたずに55%上昇した。

 貴金属価格が高騰する背景には「投資家の恐怖」がある。トランプ米大統領が年初からベネズエラ軍事介入の可能性、グリーンランド領有言及、カナダ関税威嚇などで地政学的リスクを育てた。これだけでない。米国など先進国の財政赤字が急増した。国際通貨基金(IMF)によると、昨年の先進国の平均財政赤字は国内総生産(GDP)比4.6%で10年前の2.6%から大きく拡大した。

ブルームバーグは「先進国の財政赤字が急増し、通貨価値を落とすインフレが事実上国の債務を緩和する手段として活用されるとの認識が広がっている。投資家が代替投資先として金を買い入れている」と伝えた。通貨価値下落に備えたこうした投資戦略をディベースメントトレードと呼ぶ。

ワールド・ゴールド・カウンシルのジョン・リード首席戦略家は26日、ブルームバーグを通じ「この3年間に投資家は先進国政府の負債経路に対し懸念を育てた。超高額資産家は短期収益ではなく世代を超えて資産を守るためにゴールドバーを買っている」と話した。

各国の中央銀行も金買い入れを増やしている。世界的投資銀行のゴールドマン・サックスによると、2022年以前に月平均17トンの金を買っていた中央銀行は最近月平均60トンに増やした。

最近世界的投資銀行は先を争って金価格見通しを上方修正した。ゴールドマン・サックスは今年末の金価格見通しを4900ドルから5400ドルに約10%高めた。UBSも報告書で「米国内の政治的不確実性と金融リスクが拡大する場合、金価格は5400ドルまで上がる」と予想する。

円高にともなうドル安も金価格上昇を刺激した。一般的に金はドルで取引される資産という点でドル安は金価格を引き上げる。ウォール・ストリート・ジャーナルによると主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数は26日午前基準97.14で年初の98.32より1.2%下落した。超円安の懸念に米国と日本の外為当局の同時介入の可能性で1ドル=160円に迫っていた円が153円まで上がってだ。

ウォン安傾向にもブレーキがかかった。最近ウォンは円と高い同調化傾向を見せている。この日ソウル外国為替市場でウォン相場は昼間の取引で前営業日より25.20ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1440.50ウォンで取引を終えた。

2026/01/27 06:47
https://japanese.joins.com/JArticle/343929

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