5700人が乗船可能な超大型クルーズ、来年韓国・仁川港から出航

投稿者: | 2026年1月28日

2027年6月、ロッテ観光は5700人が乗船可能な超大型客船「MSCクルーズ ベリッシマ」を仁川(インチョン)港から出航させる。この船は以前にも韓国に寄港したことがあるが、国内の旅行会社がチャーター(全船貸切)して運航するのは今回が初めてだ。韓国は日本や台湾など周辺諸国に比べてクルーズ観光の裾野が狭い。それでもロッテ観光は冒険に乗り出した。ロッテ観光のペク・ヒョン代表(63)に、超大型クルーズ誘致の意義と展望を聞いた。

–コロナ禍以降、全世界のクルーズ産業が活況を呈している。韓国もそうなのか。

 「昨年の全世界のクルーズ観光客は3770万人と推算されている。観光人口全体の約2.5%で、2023年以降10%ずつ増加する傾向にある。昨年の韓国人のクルーズ利用客は約6万人だった。海外旅行客全体の約0.2%に過ぎないが、韓国も2023年以降10%以上ずつ増加している。国内のクルーズ市場はまだ小さいが、成長の可能性は大きいと考えている」

–MSCクルーズにはあまり馴染みがない。

「コスタクルーズの『セレーナ』のアジア運航は今年までだ。新しいクルーズ船を探していたところ、MSCと意気投合した。来年6月に1隻、2028年に2隻、2029年に3隻以上のチャーター船運営に関するMOU(覚書)を締結した。来年は仁川を出発し、台湾の基隆と日本の佐世保を訪問する6泊7日の日程を公開する。MSCはクルーズ分野で世界3位圏内のグローバル海運企業だ」

2019年に建造されたMSCベリッシマは17万トン級で、乗客約5700人と乗員1500人以上を収容する。金浦(キンポ)~済州(チェジュ)路線を運航する旅客機30機分に匹敵する収容人数だ。ブロードウェイ水準の大型劇場、ウォーターパークを含む5つのプール、12のレストランと18のバー・ラウンジを備えている。天井がLED画面で構成された全長96メートルの屋内プロムナードも独特だ。2024年、2025年と2年連続でアジア最高のクルーズにも選定された。

–ただ外見だけが大きい船ではないのか。

「違う。これまでに展開してきたクルーズよりも施設が最新式で、ワンランク上の高級サービスを提供する。特に『MSCヨットクラブ』というプレミアムサービスは、クルーズ業界でも当船ならではのものだ。例えるなら、飛行機のビジネス・ファーストクラスの概念だ。一般の客室より約3倍の価格だが、スイート客室に宿泊し、専用ラウンジやプールも利用できる。乗下船も優先され、24時間のバトラー(執事)サービスも享受できる」

–2010年に5万トン級のクルーズを運営した際も困難が多かったが、17万トン級となると懸念はないか。

「当時は韓国にこれといったクルーズターミナルすら存在しなかった。現在はクルーズが接岸できる港が8つある。しかし問題は依然として多い。何より出入国・税関・検疫の手続きに時間がかかりすぎる。出入国担当の職員が不足しており、手続きに時間がかかる。クルーズ産業は接岸施設も重要だが、数千人の乗客が迅速に乗り降りできなければならない。そうでなければ滞在時間が短くなり地域観光も活性化しない。政府の全面的な関心と支援が必要だ」

–中日間の葛藤により、韓国へ向かう中国発のクルーズが増えそうだ。

「すでにそのような動きが見られる。韓国にとってはチャンスが来たといえるだろう。昨年の訪韓クルーズ外来客は154万人だった。THAAD(高高度防衛ミサイル)配置前の2016年(225万人)よりはるかに少ない。ロッテ観光は仁川・釜山(プサン)・済州で、複数のクルーズ船社の寄港地観光も担っている。今年はクルーズ外来客を5万人以上誘致するのが目標だ」

2026/01/28 14:46
https://japanese.joins.com/JArticle/344055

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)