日本の南東部の深海に大量に埋蔵されているレアアース泥の試掘のために日本政府が派遣した探査船が、初めて採取に成功したと、日本メディアが報じた。
日本経済新聞や読売新聞など日本メディアは2日、「海洋研究開発機構(JAMSTEC)の探査船『ちきゅう』が、南鳥島沖の水深5700メートルの深海底から、レアアースを含む泥の試掘に成功したことが、政府関係者への取材で分かった」として、「近く正式に発表される」と報じた。海洋研究開発機構を管轄する松本洋平文部科学相も前日、自身のX(旧ツイッター)に「レアアース泥を揚泥することに成功した」と投稿した。
同紙によると、探査船「ちきゅう」は、巨大なパイプを海底まで延ばした後、その中にドリルパイプを降ろして海底を試掘する「ライザー式掘削システム」を利用し、レアアース泥を船上に引き上げた。海底探査技術のなかでも、泥層を海上の船舶まで引き上げることは“極限の難易度”とされる。日本政府は今回の試掘に成功したことを足掛かりに、来年2月には一日で最大350トンの泥層を引き上げる段階に着手する計画だ。さらに2028年春には、実質的な海底採掘のコストを踏まえ、南鳥島のレアアースの商業性を分析する報告書を完成させる方針だ。
東京から1860キロメートル離れた日本最東端の島である南鳥島沖の海底には、2013年に大量のレアアースを含む泥層が初めて発見された。当時、東京大学の加藤泰浩教授の研究チームと海洋研究開発機構は、日本の排他的経済水域(EEZ)で発見されたこの泥には、高濃度のレアアース1600万トンが存在すると推定した。現時点での国別埋蔵量を基準にすると、中国(4400万トン)、ブラジル(2100万トン)に続き世界第3位の規模だ。
その後、日本は、中国が事実上レアアース市場を独占して「資源の武器化」をしたことに対抗し、政府レベルで南鳥島のレアアースの開発に総力を挙げてきた。特に日本は、2024年時点での中国からのレアアースの輸入割合が63%に達しており、依存度が高いが、2012年の尖閣諸島(中国名「釣魚島」)の領有権紛争に続き、最近の高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、中国によるレアアース関連の経済報復措置に直面している。
読売新聞は「世界の生産量の大半を握る中国がレアアースを外交カードとして利用する姿勢を強める中、今回の成功は国産化に向けた大きな一歩となる」と期待した。
2026/02/02 17:37
https://japan.hani.co.kr/arti/international/55347.html