中国国内で日本有名アニメ「名探偵コナン」の関連商品の販売が禁止された。各地域で開かれるアニメーション行事(コミコン)ではコスプレも禁止された。高市早苗首相の「台湾有事日本介入」示唆発言で長期化している葛藤の余波が民間の文化コンテンツ領域に及んだと解釈される。
中国国営グローバルタイムズは9日、「北京をはじめ中国の主要都市で開催されるアニメーション関連行事で『名探偵コナン』と関連するコスプレおよび商品の販売を禁止すると発表した」と報じた。報道は、最近「名探偵コナン」の作家が歴史問題で論議を呼んだ日本アニメ「僕のヒーローアカデミア」の作家と協業したためと説明した。
2020年の放送当時「僕のヒーローアカデミア」は人体実験をする悪党医師のキャラクターを「志賀丸太」という名前で登場させ、論議を呼んだ。丸太は中国に駐留した旧日本軍の各種伝染病菌研究開発機関の731部隊が生体実験の対象に付けた名前だ。志賀は日本の細菌学者の志賀潔から付けられたという疑惑も提起された。
最近北京で開催されたコミコン「ijoy」の主催側は両作品関連のコスプレのほか、グッズ(キャラクター商品)展示および販売を全面禁止したと、グローバルタイムズに明らかにした。主催側はコミコン参加者に規定を遵守し、歴史を尊重し、国家の尊厳を守るよう勧告した。
中国遼寧省瀋陽の「SSCAアニメーションゲームエキスポ」主催側もSNS微博(ウェイボー)を通じて似た内容の特別公示を発表した。主催側は「名探偵コナン」「僕のヒーローアカデミア」「会長はメイド様!」などの作品が歴史的事実に反する内容で深刻な社会的懸念を招くという点を認知していると明らかにした。
今回の措置は日本アニメの一部の作品に限り中国民間部門で生じた制限令だが、高市首相の昨年11月の「台湾有事介入」示唆発言以降に見られる中国政府レベルの反発措置と関係があるとみられる。
2026/02/10 11:25
https://japanese.joins.com/JArticle/344648