開会式でウクライナのプラカードを掲げた女性の正体…「選手たちは気づいていた」

投稿者: | 2026年2月18日

2026ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の開会式でウクライナ選手団の入場を先導したプラカード要員が、ロシア出身の女性だったことが後に明らかになった。この女性は海外メディアのインタビューで「すべてのロシア人が戦争に賛成しているわけではないことを示したかった」とし、ウクライナのプラカード要員に志願した理由を語った。
 17日(日本時間)、AP通信によると、イタリア・ミラノに住むロシア出身の建築家アナスタシア・クチェロワさんは、開会式で他のプラカード要員と同様、銀色のロングダウンコートと濃色のサングラスを着用し、「ウクライナ」と書かれたプラカードを持って入場した。

ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪組織委員会は当初、プラカード要員の国の割り当てを無作為に行っていたが、その後、演出家がボランティアの希望を尋ねた際、クチェロワさんは自らウクライナを選んだ。

ミラノで14年間暮らしてきたクチェロワさんが、ウクライナ選手5人とともに開会式が行われたミラノのサンシーロ・スタジアムで行進するまで、彼女の国籍は知られていなかった。その後、クチェロワさんは自身のソーシャルメディア(SNS)で役割を公開し、AP通信とのインタビューで思いを明かした。

クチェロワさんは「ウクライナ選手のそばを歩きながら、彼らがロシア人を憎む気持ちも無理はないと感じた」とし、「しかし、すべてのロシア人が戦争に賛同しているわけではないことを示す小さな行動でも起こしたかった」と強調した。

クチェロワさんは今回の選択が、毒殺されたロシア反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏の死去から2年に当たることにも触れ、「ウクライナ人は今も愛し合い、結婚し、スポーツをし、五輪に出場している」とし、「こうしたすべてが悲惨な戦争の中で起きている」と語った。

さらに「ウクライナ選手たちは、私が国籍を明かさなかったのにすでに気づき、ロシア語で話しかけてきた」とし、「ロシア人とウクライナ人の間にある深い結びつきの証だ」と付け加えた。

2018年以降ロシアを訪れていないというクチェロワさんは、「ロシアに反対する声を上げることで知人に不利益が及ぶのではないかと心配している」とし、「民主主義国家に暮らし、あらゆる自由を享受している私が恐怖を感じるなら、それはロシアの勝利を意味する」と述べた。

クチェロワさんとともに入場したウクライナ選手のうち、旗手のショートトラック選手エリザベータ・シドルコとフィギュアスケート選手キリロ・マルサクは、ともに父親が戦地で戦っていると伝えられている。

2026/02/18 07:46
https://japanese.joins.com/JArticle/344952

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