手話で「ママが勝った」…障害ある息子2人に見せた金メダルの奇跡

投稿者: | 2026年2月18日

障害がある2人の子どもを育てながら黙々と現役選手の道を歩んできた米国のベテランボブスレー選手エラナ・マイヤーズ・テーラー(42)が冬季オリンピック(五輪)歴代最高齢金メダル記録を更新し「母の力」を見せた。

テーラーは17日(日本時間)、伊コルティナスライディングセンターで行われたミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)ボブスレー女子1人乗りで4回の合計タイム3分57秒93をマークし、金メダルを獲得した。有力な優勝候補ラウラ・ノルテ(ドイツ)を0.04秒差で抑えて頂点に立った。

 1984年生まれのテーラーは41歳129日に五輪表彰台の最上段に立ち、冬季五輪の個人種目歴代最高齢優勝記録を塗り替えた。大会序盤にスノーボードパラレル大回転の決勝でベンヤミン・カール(オーストリア)がキム・サンギョムに勝って優勝した時の従来の記録(40歳115日)を上回った。団体種目まで含む最高齢優勝記録は1924年シャモニー大会でカーリングチームイベントを制した英国のメンバー、ロビン・ウェルシュの54歳102日。

2010年バンクーバー大会から6回挑戦した五輪の舞台でテーラーが獲得した6つ目のメダルであり、初の金メダルだ。これまでの5大会では銀メダル3個、銅メダル2個だった。ついに金メダルを手にしたテーラーは冬季五輪で最多メダルを獲得した女子ボブスレー選手であり、金メダルをつかんだ初の母親ボブスレー選手として記録された。

さらに米国女子選手の冬季五輪最多メダリスト(6個)、スピードスケートの伝説ボニー・ブレアに並んだ。2022年北京大会で築いた「黒人冬季五輪選手最多メダリスト」記録も進行形だ。

テーラーには2人の息子、ニコとノアがいて、ともに聴覚障害がある。長男のニコはダウン症だ。障害を持つ子どもを育てながら選手生活を続けることができたのは夫(ニック・テイラー)の献身的なサポートのおかげだ。共にボブスレー選手として活動した夫は子どもが生まれた後に引退し、家族を支えている。BBCは「テーラーは参加する各国際大会に2人の息子を連れてくる」とし「昨年末ノルウェーで開催されたW杯で大けがを負ったうえ、成績不振、養育の負担などのストレスが重なり、国際大会出場の中断を悩んでいたが、夫の応援のおかげでまた立ち上がった」と紹介した。続いて「テーラーが首にかけた金メダルは女性と障害者、有色人種コミュニティに大きな励みとなる」と伝えた。

優勝したテーラーは「(金メダルは)不可能だと思っていた。しかし私が間違っていた」とし「優勝後に2人の息子に手話で『ママが勝った』と知らせた時、胸が熱くなった。次男のノアが金メダルを首にかけて手話で『私がチャンピオン』と表現した姿を永遠に忘れられない」と涙を浮かべながら語った。

テーラーは「子育てで得た忍耐心と生活の態度が今の自分を作った」とし「私の生活の過程全体が私をチャンピオンの道に導いた。核心はいかなる状況を迎えてもあきらめないこと」と述べた。

2026/02/18 16:08
https://japanese.joins.com/JArticle/345000

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