中国・日本と重なるゴールデンウィーク、特需を狙う韓国流通業界

投稿者: | 2026年5月4日

 4月30日から5月2日にかけて、ソウル・蚕室のロッテワールドモール・タワーでは、英語・日本語・中国語はもちろん、ベトナム語・アラビア語などの多言語が絶え間なく聞こえてきた。日本のゴールデンウィークと中国・台湾・香港の労働節、ベトナムの統一記念日連休がすべて重なったゴールデンウィークに、外国人観光客が大量に押し寄せたためだ。ヒジャブとブルカを身に着けた観光客が、ロッテワールドモール前の芝生広場に設置された映画『スター・ウォーズ』シリーズのキャラクター「グローグー」と写真を撮るために列を作り、地下のロッテマートでは、インスタグラムなどのSNSで「Kスナック菓子」として話題になったチョンウ食品「もちもちチョコチップいちご」や「辛ラーメントゥーンバ」を大量にカートに入れた外国人がレジに長い列を作っていた。3日間でロッテワールドモール・タワーを訪れた人数は、前週の同期間に比べて10万人増加し、68万1000人となった。ロッテ物産の関係者は「韓国のメーデー・子どもの日連休と海外の連休が重なり、国内外の来場者が大幅に増加した」と語った。

 日本のゴールデンウィーク(4月29日~5月6日)と中国の労働節連休(5月1日~5日)が重なる「北東アジアのゴールデンウィーク」を迎え、流通業界は外国人客の受け入れに忙しくなっている。今年は外国人観光客が過去最高になると予想され、百貨店や大型スーパーからファッション、ビューティー、旅行業者まで、さまざまな割引特典や単独商品を掲げて観光客を特別に狙っている。

■中国・日本だけで20万人…前年比20〜30%増

 今年のゴールデンウィーク期間に韓国を訪れる日本人観光客は8万~9万人、中国人観光客は10万~11万人に上ると推定されている。昨年の連休と比較すると、日本人は1日平均で18〜20%、中国人は22〜32%多い。文化体育観光部が、最近の入国傾向や航空便とクルーズ・フェリーなどの船便の座席数・予約率などを考慮して算出した数字である。

 中国や日本よりは短いが、この期間にはベトナムの統一記念日・労働節の連休(4月30日~5月3日)もある。 台湾・香港も週末を挟んで労働節の3連休だ。韓国観光市場の大口顧客で、隣接国も一斉に連休に入った格好だ。

 今年に入ってすでに外国人観光客は過去最高規模に達している。昨年第1四半期の訪韓外国人観光客は474万人で、過去最高を記録した。前年より22.6%増加し、コロナ禍前の2019年を上回っている。そのうちほぼ半数(236万人)が中国人と日本人で、次いで台湾が54万人、米国が31万人、フィリピン・ベトナムがそれぞれ15万人、香港が14万人という順だった。

 業界では、原油高で航空券価格が上昇し旅行心理も縮小しているものの、今年のゴールデンウィーク期間の旅行者には大きな影響はなかったと見ている。通常、旅行の2〜3か月前に航空券を購入するケースが多く、短距離旅行なので負担が軽くなるからだ。

2026/05/04 09:40
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/05/04/2026050480020.html

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