「二酸化炭素(CO2)消火設備を利用して火を消した。人命被害はなく、船舶は整備のためにカタール側に移動中だと把握している」
韓国・全国海上船員労働組合連盟(船員労連)のキム・ドゥヨン委員長は5日、中央日報の電話取材に対して、ホルムズ海峡で発生した韓国船舶の火災事故に関連してこのように明らかにした。
韓国海洋水産部などによると、事故は4日午後8時40分ごろ(日本時間)、ホルムズ海域の内側にあるウンム・アル・カイワイン港の港界外の水域で発生した。停泊中だったHMMの中小型貨物船「NAMU(ナム)号」内に爆発音が響いた後、火災が広がった。
ドナルド・トランプ米国大統領はソーシャルメディア(SNS)に「イランが『解放プロジェクト(Project Freedom)』作戦に関連した船舶移動の問題をめぐり、韓国の貨物船を含め(戦争と)無関係な国々を攻撃した」という趣旨の投稿をした。韓国政府は関連の経緯を把握している。
事故原因に関連してキム委員長は「船舶自体の欠陥によるものではないと把握している」とし、「船の右舷にオイルタンクがあるが、爆発は右舷ではなく左舷の機関室側で起きた」と述べた。続けて「該当の船舶は新たに建造された船舶で、化学物質などを積んでいたわけではない」と説明した。
さらに「事故船舶を含め、周辺の船舶がホルムズの入り口側から退いている」とし、「革命防衛隊は一帯の船舶に向かって、継続して(退くよう)警告放送を行ってきた。今回の事故以降、移動する船舶に対して特別に制裁を加えてはいないと把握している」と述べた。現在までに船員労連に船員の安全を問う家族からの問い合わせは寄せられていないという。
船員労連によると、停戦後に海峡通過を試みるために船舶が一時期集中したが、再び引き返すなど、状況が繰り返される中で船員たちの不安と疲労が蓄積した状態で今回の事故が発生した。船員労連はこの日、声明を出し「2カ月以上も緊張の中で航海を続けてきた船員たちは落ち着いて対応したが、同様のことが起きるかもしれないという不安に耐えている」とし、「政府は在外国民保護体系を総動員して船員の安全確保と迅速な状況管理に乗り出し、再発防止策を講じなければならない」と促した。
田載秀(チョン・ジェス)、朴亨埈(パク・ヒョンジュン)釜山市長候補も「船員たちが無事に帰還できるよう措置を講じるべき」との立場を明らかにした。
韓国海洋水産部の集計によると、現在ホルムズ海峡には韓国船舶26隻に韓国人船員123人が乗船している。外国籍の船舶に搭乗している韓国人37人を含めると、計160人が海峡内で足止めされている。
2026/05/05 13:26
https://japanese.joins.com/JArticle/348613