「中国の攻勢」にも韓国善戦…「製造大国」ドイツ・日本には打撃

投稿者: | 2026年5月30日

 中国経済の台頭にともない韓国が受けた打撃は、ドイツや日本と比較して小さいことが分析により明らかになった。

 韓国銀行が29日に発表した「非IT(情報技術)輸出の主要国間の競争状況評価」の分析結果によると、ITを除く重化学工業製品の世界市場における韓国のシェアは、2019年の3.9%に対し、2024年は4.0%と小幅ながら上昇したことが分かった。同期間中、ドイツは12.4%から11.1%に、日本は6.9%から5.6%にそれぞれ1.3ポイント減少した。中国のシェアは同期間中に11.0%から14.6%に上昇した。

 今回の分析は、重化学工業品(関税庁分類基準)のうち、電気・電子製品(IT)を除く、化学工業品、鉄鋼製品、機械類、輸送用装置、その他の部門のHSコード(輸出入統計品目番号)上6桁ベースの2311品目を対象とした。

 部門別では、化学工業品、鉄鋼製品、機械類、輸送用装置など、すべての部門で中国のシェアが上昇し、ドイツと日本のシェアは低下した。韓国は、鉄鋼製品と機械類ではシェアが小幅に下がり、輸送用装置とその他の部門ではシェアを高めたことが分かった。

 報告書を作成した韓国銀行調査局国際貿易チームのイ・テクミン課長は「世界市場において、中国が技術力向上と生産能力拡大にともない、シェアを全体的に拡大するにつれ、日本やドイツなどの製造大国のシェアは縮小した」と評した。韓国が相対的に善戦していることについては、「主要国間の技術水準が徐々に上方平準化され、世界市場における競争が激化していることを示唆している」と説明した。

 品目別にみると、中国がシェアを上昇させた品目は、韓国製品も同様に上昇する傾向を示している。2019~2024年の全2311品目を分析対象に、世界市場における中国のシェアと韓国のシェアの関係を輸出額ベースで比較すると、中国がシェアを上昇させた品目のうち韓国も同時に上昇させた品目の割合は60.8%だった。ドイツは23.6%、日本は20.4%に過ぎなかった。イ課長は「韓国がシェアを拡大した品目については、ドイツと日本のシェアが低下する傾向があった」とし、「これは、韓国製品が中国製品とともに、既存のドイツ製品と日本製品を一部代替していることを示唆している」と解説した。

 各品目を製品複雑性指数(PCI)に基づき4区分に分類して分析した結果によると、2020~2024年の韓国の「高位」品目の輸出増加率は年平均6.8%で、「低位」3.3%、「中低位」3.0%、「中高位」品目2.1%より高かった。韓国の高位品目の増加率は、世界平均の増加率(6.0%)よりも高かった。中国の高位品目の増加率は11.8%、ドイツは5.2%、日本は2.3%だった。中国はすべての技術レベルにおいてシェアを上げ、ドイツと日本は下げた。韓国は低位技術品目のシェアは低下したが、高位、中高位、中低位の各品目については、小幅ながら上昇したことが分かった。

 米国の関税賦課にともなう影響分析でも、韓国は比較的善戦したことが分かった。今回の分析対象のうち、関税対象の品目の米国市場におけるシェアについて、昨年第2四半期から今年第1四半期にかけて、韓国は0.4ポイント低下したことが分かった。ドイツは2.2ポイント、日本は2.1ポイント、中国は1.9ポイント下げた。イ課長は「中国製品に相対的に高い関税が課されたため、韓国製品が米国市場において中国製品を代替した効果」だと分析した。

2026/05/29 06:45
https://japan.hani.co.kr/arti/economy/56315.html

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