米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外にあるパシフィック・パリセーズのリビエラ・カントリークラブ。全米女子オープンの開幕を翌日に控えたこの場所に、世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)が予想外の服装で登場した。襟付きのゴルフウェアではなく、濃紺ベースで胸に「USA」の大きな文字が入ったサッカー米国代表のユニフォームを着ていた。3日の公式記者会見場で披露されたコルダの破格ファッションは現地取材陣の視線を引いた。コルダは「1週間後に北中米ワールドカップ(W杯)が開幕する」とし「米国人として愛国心を表現するのに全米女子オープンほど完璧で素晴らしい舞台はない」と語った。世界中の熱い関心を自然とゴルフ大会に結びつけようとする、コルダとスポンサーのナイキによるパフォーマンスだった。
奇しくもこの日、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーは、今年9月にオランダで開催されるソルハイムカップ(米国と欧州の女子ゴルフ対抗戦)の米国代表メンバーを発表した。コルダは世界1位にふさわしく米国代表の1番手に名前が挙がった。サッカー代表のユニフォームを通じて「チームUSA」の結束を固める、象徴的なパフォーマンスを披露したのだ。コルダが着用したユニフォームの背番号13は、2024年に引退した米女子サッカーのレジェンド、アレックス・モーガンの番号であり、モーガンへのオマージュという解釈もあった。
西洋の文化圏において「13」は不吉を象徴する数字だが、コルダにとっては奇跡と縁を呼び込む「幸運の数字」だ。コルダは背番号について「多くの人が13を避けるが、私は世界で一番好きな数字」とし「父母が13日差で生まれたほか、私のキャリアで2度目のメジャー大会優勝だった2024年のシェブロン選手権が個人通算13勝目だった」と説明した。
コルダに残された課題は不吉なジンクスも乗り越える完璧な優勝だ。これまでメジャー大会で3回優勝し、現在の最高ゴルファーとしての地位を確立してきたが、全米女子オープンでは一度もトロフィーを手にしたことがない。今シーズン圧倒的な強さを見せるコルダにとって今大会はキャリアの画竜点睛の絶好の機会となる。
コルダは4日に開幕する大会の第1ラウンドで韓国の金孝周(キム・ヒョジュ))、オーストラリアのハンナ・グリーンと同じ組になった。今季コルダとのチャンピオン組での対決で2度勝利している金孝周とのショット対決が見どころだ。米ゴルフ専門誌『ゴルフダイジェスト』は今大会で注目すべき優勝候補にコルダをはじめ、ユン・イナ(韓国)、ジーノ・ティティクル(タイ)、山下美夢有(日本)、リディア・コ(ニュージーランド)を挙げた。
2026/06/04 10:57
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