米国を越えてロシア・日本まで牽制…習近平主席、7年ぶり訪朝の思惑(1)

投稿者: | 2026年6月6日

中国の習近平国家主席が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の招待で8日から1泊2日の日程で北朝鮮を訪問する。2019年6月以来7年ぶりの訪朝だ。朝鮮中央通信と中国新華社通信は5日、これを公式発表した。

先月トランプ米大統領と談判した後、習近平主席を中心に朝中ロが連鎖的に結束する姿が演出されている。習主席の今回の訪朝は、米中戦略競争の中で中国を中心とする「反米3角連帯」を具体化する契機になるとの見方が出ている。韓国政府は韓半島(朝鮮半島)問題と関連した中国の役割を期待する雰囲気だが、韓米日-朝中ロの「新冷戦構図」が強まるとの懸念が出ている。

 青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)はこの日、「政府は朝中間の交流が韓半島の平和と安定に寄与する方向で行われることを希望し、中国が韓半島問題に関連して建設的役割をしていくことを期待する」とし「我々は韓半島問題と関して中国側と外交チャンネルを通じて緊密に意思疎通をしている」という立場を表した。これに先立ちブルームバーグ通信は前日、衛星写真の分析を通じて平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)広場で工事が行われている兆候があり、習近平主席の訪朝の可能性と関連して注目されると報じていた。

外交関係者らは、中国が先月14、15日に北京で開催された米中首脳会談で米国と「建設的な戦略的安定関係」を設定することに注力した点に注目している。事実上、習主席が米国と同等の地位を確保するという意志を表したという理由からだ。このため中国は伝統的な友邦国との関係を安定させ、陣営を結束して自身が「「中朝ロ3角連帯の盟主」という点を誇示する必要性があると判断した可能性が高い。

これに先立ち習主席がトランプ大統領との会談から5日後の先月20日、ロシアのプーチン大統領との首脳会談で「米国とイスラエルがイランを軍事攻撃したことは国際法と国際関係の基本準則を違反するという点で一致した見解を示した」として米国を狙った点も、こうした分析を後押しする。

中ロ首脳の共同声明には「個別国家が覇権主義を信奉しながら新植民地主義的な思考方式を固守している」という表現も盛り込まれた。

同じ脈絡で習主席が今回の訪朝で北朝鮮を自らの影響圏内に置くことを重視する可能性が高いとの見方も出ている。これは、今回の会談が昨年9月に北京天安門広場の望楼で朝中ロ3角連帯を誇示したことの延長線上にあるという分析が出る理由でもある。

慶南大のイ・ビョンチョル極東問題研究所教授は「米国に向けて中国が朝中ロの盟主という点を誇示するメッセージを発信しようとするはず」とし「北と急激に密着しているロシアや、再武装化を推進する日本まで牽制しようとする側面もあるだろう」と説明した。

2026/06/06 11:01
https://japanese.joins.com/JArticle/350126

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