海軍力強化する北朝鮮…韓国海兵隊が現政権で最多の自走砲など300発以上の射撃訓練

投稿者: | 2026年7月2日

韓国軍当局が2日に西海(黄海)北方限界線(NLL)周辺で北西島しょ実射撃訓練を実施した。李在明(イ・ジェミョン)政権発足後に実施した北西島しょ実射撃のうち射撃量としては最大規模で、北朝鮮が海軍力を増強するなど対南威嚇レベルを高めているのと無関係ではないと分析される。

韓国海兵隊北西島しょ防衛司令部隷下第6旅団と延坪(ヨンピョン)部隊はこの日午後、西海海上射撃場でK9自走砲、多連装ロケット砲など300発以上を射撃した。訓練はNLL以南の韓国側海域にある仮想標的に射撃する方式で行われた。海兵隊第6旅団は部隊編制火器としてK9自走砲、多連装ロケット砲、スパイク対戦車ミサイル、誘導ロケット砲などを持っているが、使用可能資源が総動員された。

 海兵隊はこの日、K9自走砲を200発以上射撃したが、これは以前よりも増えた規模だ。海兵隊は2月に西海海上射撃場でK9自走砲190発を射撃し、昨年12月にはK9自走砲100発余りを撃った。

これは年間教育訓練計画に従ったものというのが軍当局の説明だ。海兵隊関係者は「NLL南側韓国海域で実施する通常の定例的防衛的性格の訓練」と明らかにした。

ただ以前より強大な火力を投入したのは、最近の北朝鮮の海軍力強化傾向を考慮した措置という見方が軍内外では出ている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は先月23日、南浦(ナムポ)港で行われた駆逐艦「崔賢(チェ・ヒョン)」就役式の演説で、「海軍の核武装化はその道程を正確に歩んでいる」と明らかにした。北朝鮮メディアは先月24日、崔賢が党中央軍事委の命令により「朝鮮人民軍海軍西海艦隊に就役し、共和国西海海上の防衛と戦争抑止の栄誉ある使命を遂行することになる」と伝えた。

当初東海(日本名・日本海)への配備が予想された崔賢が西海艦隊に編入され北朝鮮が西海NLL挑発を通じて一帯を紛争地域化しようとの試みを再度行おうしているとの懸念も出てきた。金委員長は2024年2月に「韓国傀儡が国際法的根拠や合法的名分もない幽霊線の北方限界線という線を固守しようとあがいている」と話すなどNLLを否定し新たな海上境界線を設定することもできるとの考えを示した。

その一方で、この日韓国軍は訓練の写真や映像を公開することはなかった。韓国軍当局は昨年6月の李在明政権発足後初めての北西島しょ実射撃時は訓練写真を公開したが、その後は訓練したという事実だけ伝えている。また、防衛的性格の定例訓練である点を明らかにしたが、北朝鮮を刺激する意図ではない点を強調したものとみられる。

北西島しょ海上射撃訓練は2018年の「9・19南北軍事合意」により中断されたが、2024年に尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が北朝鮮の挑発に対応して軍事合意の全面効力停止を決めて再開された。韓国軍当局はその後四半期ごとに実射撃訓練を実施している。李在明政権は軍事合意を復元したいとの立場を明らかにしてきたが、北朝鮮が敵対的両国基調を維持し対南攻撃の意思まで明らかにする中で実射撃訓練などを先制的にやめる名分はないと判断したとみられる。

2026/07/02 16:40
https://japanese.joins.com/JArticle/351462

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