日本高校野球では「ペッパーミル・ポーズ」にも注意…相手を貶める応援は禁止

投稿者: | 2026年7月3日

 「学生野球は、教育の一環であり(…)いかなる形の差別をも認めない」

 日本高校野球連盟の「日本学生野球憲章」第2条は、学生野球の根幹をこのように説明している。先月29日、第81回青龍旗全国高校野球選手権大会で、韓国の培材高校の選手たちが引き起こした、いわゆる「スターバックス掛け声」事件は、高校野球が「スポーツ以前に教育」であるという点を最優先とする日本高校野球の精神とは明らかに対照を成している。日本学生野球憲章は、「平和で民主的な人類社会の形成者として必要な資質を備えた人間の育成を目的とする」という点を最も重視している。

■ホームランを打った打者を出迎えない理由

 夏の全国高等学校野球選手権大会(甲子園)の場合、日本のプロ野球に劣らない人気を誇っているが、同大会でも「学ぶ学生」としての態度と相手への敬意が厳しく求められる。実際、高校野球・周知徹底事項によると、競技場で唾を吐いたり水を捨てたりする行為をはじめ、試合中に喜びを過度に表す「ガッツポーズ」や、ホームランを打った打者を出迎える行為などを控えるよう定めている。大人の試合ではよく見られる光景だが、学生選手たちに試合のマナーと相手チームへの敬意を教えるためだ。

 特に相手を中傷する野次については厳しく制限している。審判団は、ベンチなどで選手たちが学生らしくない野次や行動をとったり、服装が乱れている場合、攻守交代時にコーチ陣を含む担当教員に注意を与えるよう定めている。

■相手のエラーを喜ばない品格を教える

 実際、2023年春の選抜高校野球大会の際、宮城県東北高校の選手が相手のエラーで出塁した後、当時ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で話題となった「ペッパーミル(胡椒挽き)・ポーズ」を真似て、主審から注意を受ける出来事があった。当時、日本のネットユーザーの間では、「高校生の選手だからといって審判が厳しすぎるのではないか」「時代錯誤だ」という反応がある一方、「相手に対する敬意に欠けている」「エラーで出塁したのにやりすぎだ」という反応もあり、意見が分かれた。しかし、高校野球連盟側は「試合を楽しみたい選手たちの気持ちは理解できるが、学生選手たちには(パフォーマンスではなく)プレーで楽しんでほしい」と述べ、規定を守った審判を擁護した。

 これに先立ち、2018年夏の甲子園でも、創志学園の投手が三振を奪うたびに、雄たけびと共にガッツポーズを取ったため、審判から「必要以上に『ガッツポーズ』は取らないように」注意されたこともあった。生徒たちの感情表現さえも規制するのは厳しすぎるという声も上がっているが、日本高校野球連盟は依然として「学生野球は教育」という原則を守っている。

 韓国では、培材高校の選手たちが光州第一高校の選手たちに向かって「スターバックスに行かなきゃ」と掛け声の応援を行った上、「タンク(戦車)デー」と叫んだことをめぐり、波紋が広がっている。もう一つの教育現場である学生スポーツに、極右色の嫌悪や嘲笑が広がるのを防がなければならないという声があがっている。

 日本高校野球連盟は、「学生野球は他校との試合や試合への参加等の交流を通じて、一層普遍的な教育的意味を持つものとなる」とし、「勤勉と規律とはつねにわれらと共にあり、怠惰と放縦に対しては不断に警戒されなければならない」と強調している。特に、競技場内における学生選手としての態度について、「学生たることを忘れてはわれらの学生野球は成り立ち得ない」と説明している。

2026/07/02 13:08
https://japan.hani.co.kr/arti/international/56600.html

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