恐竜絶滅の悪夢…日本、映画さながらの小惑星衝突に「地球の守り手」を買って出る(2)

投稿者: | 2026年7月7日

◇衝突で軌道を変えた米国、探査で頭角を現した日本

プラネタリーディフェンス分野で、日本は米国に次ぐ位置にある。米航空宇宙局(NASA)は2022年、探査機を小惑星ディモルフォスに意図的に衝突させ、軌道を変えることに成功した。ディモルフォスが母天体ディディモスを1周する時間は、11時間55分から11時間23分へと約32分短縮された。人類が天体の動きを意図的に変えた初めての事例だった。

 日本はロケットの打ち上げ能力では米国や中国などに後れを取っていると評価されているが、小惑星探査の分野では米国を上回るとも評価されるほど、大きな成果を積み重ねてきた。はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、2018年に小惑星リュウグウに到着し、2020年にはリュウグウで採取した試料が入ったカプセルを地球に帰還させた。これに先立ち、初代はやぶさも2010年、小惑星イトカワの物質を地球に持ち帰ることに成功した。

◇2029年にアポフィス接近…一国ではなく人類共通の課題に

今回の実験が注目されるのは、小惑星衝突が映画の中だけの話とは限らないためだ。欧州宇宙機関(ESA)によると、昨年11月時点で発見された地球近傍小惑星は4万個を超えた。直径1キロメートルを超える大型天体はすでに相当数が発見されているが、地域規模の被害を引き起こす可能性がある直径100~300メートル級の中型小惑星は、約30%しか発見されていないと推定されている。

このうち、直径約340メートルの小惑星アポフィスは、2029年4月13日、地球表面から約3万2000キロメートルの距離まで接近すると予測されている。静止軌道衛星よりも近い距離だ。NASAは現時点ではアポフィスが地球に衝突する危険性はないとみているが、直径数百メートル級の小惑星がこれほど地球に接近するのは人類の観測史上初めてであり、世界各国の宇宙関連機関が神経をとがらせている。JAXAはESAとともに、2029年ごろにアポフィスの探査を進める計画だ。

小惑星衝突の脅威を国際社会の共通課題として捉えるべきだとの見方もある。JAXAは「小惑星の接近は国家の枠を超えた全人類への脅威となった」とし、「プラネタリーディフェンスは国連を中心とする国際協力によって推進されている」と強調した。

2026/07/07 13:19
https://japanese.joins.com/JArticle/351645

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