スペインがアルゼンチンを下して2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ(W杯)を制する中、ラミン・ヤマル(19、バルセロナ)の3歳の弟ケインくんが大きな話題となっている。
20日(日本時間)、スペインがアルゼンチンを1-0で破って優勝を決めた直後、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムではヤマルの弟ケインくんに注目が集まった。ケインくんは試合終了後、勢いよくピッチへ駆け寄り、兄ヤマルの胸に飛び込んだ。兄の背番号「19」の下に自分の名前が入ったスペイン代表ユニフォームを着ていた。ケインくんに気付いたヤマルは満面の笑みで弟を抱き上げ、自身がかぶっていた赤い優勝記念キャップをかぶせ、喜びを分かち合った。
ケインくんの人気が爆発したきっかけは、ベルギーとの準々決勝だった。スタンドにいたケインくんが場内の大型ビジョンのカメラに向かって舌を出しておどけると、ピッチ上にいたヤマルがそれを見て大笑いする様子がそのまま中継された。スペインメディア「¡HOLA!(オラ)」は「今大会最大の話題は選手ではなく3歳のケインくんだった」と報じ、海外メディアもケインくんを「2026年W杯最高のスター」「スタンドのスーパースター」と称賛した。
兄弟の仲の良さはファンの間ではすでによく知られている。ヤマルは普段からソーシャルメディア(SNS)でケインくんとTikTokダンスを踊る動画をたびたび投稿している。また、バルセロナのリーグ優勝セレモニーやバロンドール授賞式など、大切な場にも弟を連れて出席してきた。
ヤマルが弟を特別にかわいがる背景には、苦しい幼少期がある。ヤマルはスペイン・カタルーニャ州の貧困地区の一つ、ロカフォンダの出身だ。16歳で自分を出産した母親と家族を養うため街をさまよっていた父親のもとで育った。ヤマルは過去のインタビューで「台所と寝室が一つになった小さなアパートで育った」と振り返り、「弟を見るたびに、自分が子どもの頃に送れなかった完璧な幼少期をプレゼントできることが本当に幸せだ。弟は私のすべてで、まるで自分の息子のよう」と語っている。
2026/07/21 09:42
https://japanese.joins.com/JArticle/352287