数学でも中国が躍進…「数学界のノーベル賞」フィールズ賞、中国人が史上初受賞

投稿者: | 2026年7月24日

中国人の数学者が、「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を初めて受賞した。

中国国営の新華社通信によると、国際数学連合(IMU)は23日(現地時間)、米フィラデルフィアで開幕した2026年国際数学者会議(ICM)の開会式で、シカゴ大学の鄧煜教授(37)、ニューヨーク大学の王虹教授(35)、トロント大学のジェイコブ・ツィマーマン教授(38)、ストーニーブルック大学のジョン・パードン教授(37)の4人を、今年のフィールズ賞受賞者として正式に発表した。

 これまでにも、中国系数学者の丘成桐氏(1982年)とテレンス・タオ氏(2006年)がフィールズ賞を受賞したことはある。しかし、中国本土で学部課程を修了し、中国国籍を維持したまま受賞した研究者は、90年に及ぶフィールズ賞の歴史で初めてだ。学問の基礎とされる数学の分野でも、中国の躍進が際立っていることを示した形だ。

王虹教授は、100年以上にわたって多くの数学者を悩ませてきた「3次元掛谷予想」を証明した功績が評価された。この問題は、1917年に日本の数学者が提起したもので、「限られた空間の中で針を1回転させるには、最小でどれだけの空間が必要か」という問いに端を発する難問だ。王教授は、共同研究者のジョシュア・ザール教授とともに独創的な解法を示し、フィールズ賞史上3人目の女性受賞者となった。

鄧煜教授は、1900年にドイツの数学者ダフィット・ヒルベルトが提示した「23の問題」のうち、第6問題の核心部分を突破した業績が評価されて受賞した。同教授は、無数の粒子のミクロな運動が、天気予報や航空機の乱気流といった巨大な流体の運動法則へとどのようにつながるのかを数学的に証明した。

両受賞者は、ともに2007年に北京大学数学科に入学した同窓生でもある。王教授は16歳で中国の大学入試で高得点を収め、北京大学に入学した。当初は地球宇宙科学を学んでいたが、その後、専攻を数学に変更した。鄧教授は幼い頃から囲碁と数学の才能を発揮した天才で、17歳の時には国際数学オリンピックで金メダルを獲得したこともある。

フィールズ賞は、4年に1度、40歳未満の若手数学者による優れた業績をたたえるために授与される、数学界最高の権威を誇る賞だ。韓国人では、2022年に受賞した米プリンストン大学の許埈珥(ホ・ジュニ)教授が唯一の受賞者となっている。

2026/07/24 11:58
https://japanese.joins.com/JArticle/352519

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