高市首脳に対し「汚い首斬ってやる」と発言した中国の駐大阪総領事、在任6年で歴代最長

投稿者: | 2026年8月10日

 昨年11月、高市早苗の首相に向けて「汚い首は斬ってやる」というコメントをソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿した中国の「戦狼」こと薛剣駐大阪総領事が、人事異動なしに6年も在任しており、その背景に関心が集まっている。中国政府が薛剣駐大阪総領事を左遷することも、栄転させることも難しい状況で、現状維持を選んでいるという解釈も出ている。日本政府が追放を検討するほど問題的な人物だった薛剣駐大阪総領事が、むしろこの発言によって任期を延ばしているというわけだ。

 日本の毎日新聞によると、2021年6月に赴任した薛剣駐大阪総領事は最近、在任6年目を迎え、歴代最長記録を打ち立てたという。1976年の総領事館開設以降、歴代総領事14人のうち任期が最も長かったのは4年4カ月だった。半数以上は3年以内に離任した。中国政府が薛剣駐大阪総領事を交代させる場合、該当の投稿のせいで左遷させたと受け取られかねず、人事を先延ばしにし続けているという解釈が出ている。

 薛剣駐大阪総領事は昨年11月、高市早苗首相が台湾有事の際の日本による軍事介入の可能性に言及すると、「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」というコメントをX(旧ツイッター)に投稿した。当時、中国外務省の報道官は「外交官の個人的な投稿だ」と説明しながらも、「台湾海峡に対する武力介入を扇動する、間違った危険な発言を狙ったものだ」と擁護した。

 しかし、中国の立場からすると、薛剣駐大阪総領事を露骨に栄転させるのも負担だ。日本が反発する可能性がある上、他国の首脳に暴言を吐いた外交官を厚遇すれば、国際社会からも非難を浴びる恐れが大きい。そのため、中国が日本を刺激せず、かつ薛剣駐大阪総領事が不満を持たない適当なポストを探している可能性がある、と分析する声もある。ある日本の外交関係者は毎日新聞に対し、「中国政府としては、薛剣氏の功績を評価したという印象を与えられるポストを用意しなければならないと考えているのではないか」と語った。

 当時、政権与党である自民党は、薛剣駐大阪総領事を「ペルソナ・ノン・グラータ(外交上の好ましからざる人物)」に指定し、国外退去措置を取るべきだと主張して強く糾弾したが、日本政府は中国に抗議するにとどめた。薛剣駐大阪総領事は2日後に該当の投稿を削除し、Xにコメントを投稿する活動も中断している。その後しばらく公の活動まで減らし、「雲隠れしたのではないか」という見方まで出ていた薛剣駐大阪総領事は、最近になって友好団体との交流やシンポジウムへの出席など、積極的な活動を行っている。

 薛剣駐大阪総領事は58歳で定年(60歳)を控えており、中国政府は段階的に定年を63歳に引き上げている。薛剣駐大阪総領事が人事異動になれば、次のポストが事実上最後の役職となる。薛剣駐大阪総領事が左遷されるのか、栄転するのか、それとも現職で退任するのかによって、中国政府が薛剣駐大阪総領事の投稿を実際にどう評価したのか、本音が明らかになるものとみられる。

2026/08/10 11:35
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2026/08/10/2026081080088.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)