ロシアが北朝鮮の支援を背景にウクライナを集中攻撃し、戦場の緊張が一段と高まっている。
12日(現地時間)、ロイター通信は「ロシアが前日、ウクライナ南東部ザポリージャにツィルコン極超音速ミサイルと誘導航空爆弾、北朝鮮が供給した弾道ミサイルを動員して猛攻を加えた」と報じた。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領も11日夜の演説でこの内容を確認した。ただ、ロイターによると、ロシアと北朝鮮はこの内容について公式なコメントを出していない。
北朝鮮が11月末までにロシアへの派兵規模を5万人まで拡大することを検討しているとの報道も出た。日本の共同通信は13日、ウクライナ国防省情報総局(HUR)が入手したロシア軍の暫定計画案を引用してこのように伝えた。
計画案によると、ロシアと北朝鮮はウクライナと国境を接するクルスク州、ブリャンスク州、ベルゴロド州などロシア西部3州に北朝鮮軍を配置し、この3州に駐留するロシア軍をウクライナ戦線に回す計画を検討している。これにより年内にルハンシク州、ドネツィク州などウクライナ東部ドンバス地域を掌握する構想だ。英テレグラフは「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナのドローン(無人機)攻勢で危機に追い込まれる中、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が命綱を差し出している」と分析した。
ロシアとウクライナ双方の武力攻防は黒海にも広がっている。ウクライナは12日未明まで続いた夜間攻撃で、対艦ミサイルとドローンを使ってロシアのノボロシースク海軍基地を空襲した。この基地はクリミア半島から後退したロシア黒海艦隊の拠点で、黒海東端の前線から約320キロ離れている。長距離ジェット推進ドローン「パリャニツィア」と巡航ミサイル「ネプチューン」、無人水上ドローンなどを総動員したこの日の空襲について、ゼレンスキー大統領は「異例の作戦(Unique Operation)」と評価した。
この過程で黒海の主要輸出拠点まで脅威にさらされ、世界の食料安全保障にも非常事態が生じている。黒海は世界の主要穀物輸出国であるロシアとウクライナの主要交易路で、沿岸の穀倉地帯の農産物や石油・天然ガスなどのエネルギー資源がここを経て世界各地に輸出される。
実際、ウクライナの空襲によりノボロシースクの主要穀物ターミナル2カ所が稼働を停止し、ロシア農業省は輸出物量を別のルートに振り向ける作業に着手した。ロシアもウクライナの主要穀物輸出拠点であるオデーサ一帯の港湾や船舶を攻撃している。黒海が相手の資金源を断つ「経済戦」の舞台になっているとの分析が出ている理由だ。
2026/08/13 15:39
https://japanese.joins.com/JArticle/353515