セウォル号事件当時の朴槿恵大統領の「空白の7時間」を報じた加藤達也氏、「日本版CIA」の専門官に

投稿者: | 2026年9月3日

 2014年4月16日のフェリー「セウォル号」沈没事故当時、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の動きを巡る疑惑を提起して名誉毀損(きそん)により裁判にかけられた、加藤達也・元産経新聞ソウル支局長(60)が、「日本版CIA」の専門官に任命された。

 日本政府は、今年7月に発足した国家情報局の内閣情報分析専門官に加藤元支局長を任命することを1日に明らかにした。国家情報局は、従来の内閣情報調査室の後身で、警察や外務省、防衛省など各省庁が集めた情報を総合し、政府の安全保障政策を支援する役割を果たす。総理直属の統合情報収集機関だ。読売新聞は「(加藤元支局長は国家情報局で)朝鮮半島情勢などの分析を担うとみられる」と報じた。

 加藤元支局長は2014年8月、産経新聞に「朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」というタイトルのコラムを載せ、朴大統領に対する名誉毀損の疑いで裁判にかけられた。当時のコラムには、セウォル号沈没事故当日、朴大統領がチェ・ソウォン(改名前は崔順実〈チェ・スンシル〉)氏の元夫、鄭潤会(チョン・ユンフェ)氏と一緒にいた可能性があるという疑惑が含まれていた。裁判所は翌年12月、「記事に虚偽や中傷の目的はなかった」として加藤元支局長に無罪を言い渡した。

 検察は「韓日関係改善のため善処してほしい」という韓国政府の要請を基に、加藤元支局長に対する控訴を放棄した。裁判所で無罪が確定した後、日本に戻った加藤元支局長は、著書『なぜ私は韓国に勝てたか 朴槿恵政権との500日戦争』で韓国の司法システムを強く批判した。2020年に産経新聞を退職した加藤元支局長は、翌21年に内閣情報調査室へ合流し、内閣審議官等を務めた。

2026/09/03 13:40
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