米商務長官「米国で半導体作らなければ代償覚悟を」…負担増すサムスン電子・SKハイニックス(2)

投稿者: | 2026年9月3日

◇ラトニック氏「サムスン電子・SKハイニックスを米国に呼び寄せたい」

ラトニック長官は韓国には言及しなかったが、今回の発言はサムスン電子とSKハイニックスなどにも負担とならざるを得ない。両社はすでに米国に投資している。サムスン電子はテキサス州テイラーに370億ドル以上を投じてファウンドリ(半導体受託生産)団地を造成している。SKハイニックスはインディアナ州ウェストラファイエットに40億ドルを投じ、次世代広帯域メモリー(HBM)の先端後工程(パッケージング)工場を建設している。

 しかし、米国は両社に追加投資を迫っている。ラトニック長官は7月、「人工知能(AI)開発に必須の部品の世界的な不足を解消するため、サムスン電子とSKハイニックスがメモリー半導体の生産を拡大しなければならない」とし、「(両社を)米国に呼び寄せて生産施設を建てさせたい」と述べた。

ラトニック長官の発言に関連し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「具体的な事項はまだ確定していないと承知している」とし、「関連動向を綿密にモニタリングしながら、韓国企業に不利な影響がないよう米国側と緊密に協議していく計画」と明らかにした。

ラトニック長官は中国に対する半導体輸出規制を緩和しない立場も明らかにした。「トランプ大統領が中国に特定のいくつかの半導体チップを販売すると提案して和解の手を差し伸べたが、中国側はこれを受け入れなかった」と述べた。そのうえで、今月末にワシントンで開かれる予定の米中首脳会談では、輸出規制緩和問題は議論されないだろうと付け加えた。

◇トランプ氏「韓日がパイプライン建設」…アラスカプロジェクトに再び圧力

一方、トランプ大統領は韓国と日本に対し、再びアラスカLNGプロジェクトへの投資を迫った。ホワイトハウスで記者団に「日本と韓国がいる。この人たちはみな燃料を積み、石油を積み、パイプラインを建設し、そのほかのあらゆることをするためにアラスカに向かっている」と述べた。この発言は、アラスカ州を選挙区とするダン・サリバン上院議員の3選挑戦を支援するため、トランプ大統領が「アラスカに行く」と明らかにする過程で出た。

これはトランプ大統領自身が1月20日、「アジアに天然ガスを輸出するためのアラスカ・パイプライン・プロジェクトを稼働させる」とし、「韓国・日本から前例のない水準の資金を確保した」と発表したことを指したものとみられる。アラスカ州ノーススロープ地域で採掘したLNGを約1300キロのガス管でアンカレッジ近郊の不凍港ニキスキまで運んで液化した後、需要地に供給するのが柱だ。

トランプ政権は米国と韓国・日本それぞれとの貿易合意で韓国が投資することにした3500億ドル(約480兆ウォン)、日本の5500億ドル(約750兆ウォン)のうち、相当部分がアラスカLNGプロジェクトに投入される可能性に言及してきた。

しかし、このプロジェクトは巨額の建設費と事業性の問題からリスクが大きいとの評価を受けてきた。金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官は昨年11月、米国側の事業性調査が進められているとして、直接投資は難しいとの立場を明らかにした。

2026/09/03 14:06
https://japanese.joins.com/JArticle/354531

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