勢力を取り戻した台風「ソウデル」が再び中国を直撃するなど、珍しい進路をたどっている。韓半島(朝鮮半島)に向かって北上中の台風「クロヴァン」は今後、これ以上北上せず、沖縄付近にとどまる見通しだ。
韓国気象庁によると、台風18号「ソウデル」は3日午前、中国南部の汕頭付近に上陸した後、強度1を維持したまま沿岸部を通過している。
先月19日に発生したソウデルは、28日に中国浙江省の沿岸部に上陸した後、強風と大雨をもたらし、大きな被害を引き起こした。その後、中国内陸部で勢力を弱め、熱帯低気圧に変わったが、香港付近の海上へ抜けると再び勢力を拡大し、1日に台風の勢力を取り戻した。そして、中国南部に再上陸した。
復活した台風の影響で、中国南部では豪雨が降り、再び被害が発生した。ソウデルは4日、再び勢力を弱めて熱帯低気圧に変わり、その後、消滅するとみられる。
◇クロヴァン、北上せず沖縄付近にとどまる見通し
1日に発生した台風24号「クロヴァン」は、日本と韓半島に接近している。同日午後3時現在、クロヴァンは沖縄の東北東約110キロ付近の海上を、時速13キロで西北西に進んでいる。強度は最も弱いレベル1だ。クロヴァンは沖縄付近の海上を通過した後、これ以上北上せず、南へ進路を変え、沖縄周辺に停滞するような動きを見せると予想されている。
韓国気象庁のコン・サンミン予報分析官は、「クロヴァンは4日まで北上するが、その後は韓国の北側に高気圧が強く居座るため、再び南東へ進路を変えると予想される」とし、「現時点では、台風が韓国に向かって直接北上する可能性は低い」と述べた。
◇8月の台風は観測史上最多も、すべて韓半島をそれた…「秋台風の通り道が開く可能性も」
今年は例年にも増して台風の活動が活発だった。8月までに発生した台風は計23個で、平年の18.6個より4個以上多かった。特に先月だけで計10個の台風が発生し、1951年に台風の観測を開始して以来、最多となった。
夏全体でも例年より多い17個の台風が発生したが、いずれも韓半島をそれた。厳しい猛暑をもたらした高気圧が韓半島をたびたび覆い、台風の進路を阻んだためだ。
しかし、秋に入ると台風の様相も変わる可能性がある。特に今年は、強いエルニーニョの発達により、秋台風の数と勢力がともに例年を上回るとの見方が出ている。エルニーニョは、赤道付近の太平洋の海面水温が平年より高くなる現象で、台風の発生や発達を促す要因となる。
済州(チェジュ)大学台風研究センターのムン・イルジュ所長は、「今夏は猛暑をもたらした高気圧の影響で台風が北上できなかったが、秋になると台風の通り道が韓国方面に開く可能性がある」とし、「秋台風は勢力が強くなり、その数も増える傾向にあるため、備えが必要だ」と述べた。
2026/09/04 08:08
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